ハイキュー!! ３１巻　②

(いつだって１たい６　かならずたたかいようはある)

いつだって1VS6 必ず戦いようは有る

(もちろんきほんにのっとってとめにいきます　でも「１たい６」・・・そうですね)

もちろん基本に乗っ取って止めに行きます　でも「1VS6」・・・そうですね

(とめてなんぼのぶろっくなんてふるいですから)

止めてナンボのブロックなんて古いですから

(つっきーはたぶん　１・２せっとかけてうしろにつたえてんだ)

ツッキーは多分　1・2セットかけて後ろに伝えてんだ

(「これがすなりんたろうのたーんうちですよ」って)

「これが角名倫太郎のターン打ちですよ」って

(ばれーはてんをとられてとうぜんのきょうぎ　しってんをなくすなんてふかのう)

バレーは点を取られて当然の競技　失点を無くすなんて不可能

(どんなこうげきでもかんぜんこうりゃくなんてねえ　でもこのすなのたーんうちにかんしては)

どんな攻撃でも完全攻略なんて無え　でもこの角名のターン打ちに関しては

(うてばうつほど　ゆうりになっていくのはつっきーたちのほうだな)

打てば打つ程　有利になって行くのはツッキー達の方だな

(いとてきにずっとくろすだけふさいできたのか？)

意図的にずっとクロスだけ塞いできたのか？

(まいかいきもちよくうたしてくれてありがとう)

毎回気持ちよく打たしてくれてありがとう

(おもったとおりうってくれてありがとうございます)

思った通り打ってくれてありがとうございます

(いとてき　こんなにじこしゅちょうのうすいみどるはじめてだよきかいかよ)

意図的　こんなに自己主張の薄いMB初めてだよ機械かよ

(たぶんきのしたさんにはきこえてない　あいてのおともみかたのおとも)

多分木下さんには聞こえてない　相手の音も味方の音も

(かんかくはぜんぶ　ぼーるとはくたいとねらうばしょにそそがれている)

感覚はぜんぶ　ボールと白帯と狙う場所に注がれている

(きょーれつな１ねんをみて　すげえってこーふんして)

キョーレツな1年を見て　すげえってコーフンして

(でもじぶんとはちがう”じんしゅ”だしっておもって　・・・でも)

でも自分とは違う”人種”だしって思って　・・・でも

(じりきでひーろーになったやまぐち・たなか　いざってときかりだされて)

自力でヒーローになった山口・田中　いざって時かり出されて

(きっちりしごとしたなりた・えんのした　にしのややかげやまみたいになれなくても)

きっちり仕事した成田・縁下　西谷や影山みたいになれなくても

(おれもどっかで　なにかげきてきなかつやくができるんじゃないかって)

俺もどっかで　何か劇的な活躍ができるんじゃないかって

(いっしゅんだけでもひーろーになれるんじゃないかって　かんちがいしてたんだなあ)

一瞬だけでもヒーローになれるんじゃないかって　勘違いしてたんだなあ

(おまえが「ここぞってところでかっこよくきめる」ちゃんすは)

お前が「ここぞってところでカッコ良くキメる」チャンスは

(べつにきょうでおわりってわけじゃねえんだからな！)

別に今日で終わりってワケじゃねえんだからな！

(３ねんせいはきょうでおわりかもしれないじゃないか　なのにおれはなにもやってない)

3年生は今日で終わりかもしれないじゃないか　なのに俺は何もやってない

(おれ　ちょうがきのころ　すげえびびりだったんすよ)

俺　超ガキの頃　すげえビビりだったんすよ

(しあいちゅうにじょうぜつなにしのやはめずらしい・・・きんちょうからか・・・)

試合中に饒舌な西谷は珍しい・・・緊張からか・・・

(みやあつむのさーぶのとき　あしがゆかにはりついてなんかなつかしいきがしたんす)

ミヤアツムのサーブの時　足が床に張り付いてなんか懐かしい気がしたんす

(こわいっておもうことが　でもじいちゃんがいったんすよ)

こわいって思う事が　でもじいちゃんが言ったんすよ

(「こわがる」ことのなにがわるいかわかるか　「もったいねえからさ」)

「こわがる」事の何が悪いかわかるか　「もったいねえからさ」

(わからずじまいは　もったいねえのさ)

わからず終いは　もったいねえのさ

(「そんなのきまってんだろ！」「たすけてもらう！！！」)

「そんなの決まってんだろ！」「助けてもらう！！！」

(しみついた「いっぽさがってあんだー」のぱたーん　にしのや　まえっ)

染みついた「一歩下がってアンダー」のパターン　西谷　前ッ