ハイキュー!! ３４巻　②

(おお！うごいた！！　こづめがすばやくうごいた・・・！？　あんだーじゃない・・・！)

おお！動いた！！　孤爪が素早く動いた・・・！？　アンダーじゃない・・・！

(・・・こづめさんってうごくんですね　・・・まあいちおういきてるからね・・・)

・・・孤爪さんって動くんですね　・・・まあ一応生きてるからね・・・

(こづめもぼーるこんとろーるはひじょうにすぐれている　いままではそれをはっきするじょうきょうを)

孤爪もボールコントロールは非常に優れている　今まではそれを発揮する状況を

(なかまがつくってくれていたでもいまみずからそのじょうきょうをつくりにいくようになってきている)

仲間が作ってくれていたでも今自らその状況を作りに行くようになってきている

(かちすすむほど　あいてはつよくなって　けんまもつよくならざるをえない)

勝ち進む程　相手は強くなって　研磨も強くならざるを得ない

(でもきょうはそれだけじゃなく　あいてにひっぱられてるのもあるだろな)

でも今日はそれだけじゃなく　相手に引っ張られてるのもあるだろな

(すごくすごいものをみるとじぶんのなかの「できそう」のらいんがすこしこうしんされるよね)

すごく凄いものを見ると自分の中の「できそう」のラインが少し更新されるよね

(そりゃあそうだよな　こいつらも３かげつまえとおなじなわけねえんだよな)

そりゃあそうだよな　音駒も3か月前と同じなワケ無えんだよな

(ねこまはしあいがすすむほど　やっかいさがますちーむだ　もたもたしてっとつめがとどくぞ)

音駒は試合が進む程　厄介さが増すチームだ　もたもたしてっと爪が届くぞ

(おめー　れしーぶだけしてまんぞくしてんじゃねーぞ！)

おめー　レシーブだけして満足してんじゃねーぞ！

(たしかにりえーふくんのさーぶはまだよわいけど　からすの１０ばんをふうじたんだよ！)

確かにリエーフ君のサーブはまだ弱いけど　烏野10番を封じたんだよ！

(みだされようが　そっこうけんせいされようが　なぐりあいではまけねえ！)

乱されようが　速攻牽制されようが　殴り合いでは負けねえ！

(どんなにすごいこうげきにだって　たいおうのしかたはあるものだ)

どんなに凄い攻撃にだって　対応の仕方はあるものだ

(そしてねこまは　そのたいおうのはやさがじんじょうじゃない)

そして音駒は　その対応の早さが尋常じゃない

(でも　”うしろをまもれば　まえがあく”)

でも　”後ろを守れば　前が空く”

(なんどひろわれたってかれらはくじけない　だってこうげきがすきだから)

何度拾われたって彼らは挫けない　だって攻撃が好きだから

(つよいしゅびは　なぐりあいをせいしてきたぷらいどにひをつける)

強い守備は　殴り合いを制してきたプライドに火をつける

(「いいかげんここできめないと」ってあせってくれたらたたきおとすちゃんすだよね)

「いい加減ここで決めないと」って焦ってくれたら叩き落とすチャンスダヨね

(やつらには「もうすこしあぶなげないみちをえらぶ」というせんたくしはねえのかね！？)

ヤツラには「もう少し危なげ無い道を選ぶ」という選択肢は無えのかね！？

(ふぇいんとがまちがいだったとはおもわない　けどいつもどおりうったら)

フェイントが間違いだったとは思わない　けどいつも通り打ったら