エフェメラ

(おはようきみのこえがしたはちょうのしんくろはこうちょう)

『おはよう』君の声がした　波長のシンクロは好調

(こちらははれのちおおばれきょうにあっぱれ)

こちらは晴れのち大晴れ(おおばれ)　今日にアッパレ

(まちはでんしのうみほらてをとって)

街は電子の海　ほら手をとって

(きみをつれてらんでぶーなににであうかな)

君を連れてランデブー　何に出会うかな

(ながれるくものすきままでひろがるむげんのすぺーすに)

流れる雲の隙間まで　広がる無限の光(スペース)に

(こころとこころがりんくしてぼくらであえた)

心と心がリンクして　『僕ら出会えた』

(きえないでんしのうずほらみをゆだねて)

消えない電子の渦　ほら身を委ねて

(どこまでもとべるよむすうのゆめまで)

どこまでも飛べるよ　無数の夢まで

(たくされたことばをむねにとおいみらいいずれおとずれる)

『託された言葉を胸に　遠い未来　いずれ訪れる

(そのひまでわらっていようあなたがあいしたひとのために)

その日まで　笑っていよう　あなたが愛した人のために

(まもりぬこういまだけはしあわせなものがたりを)

守り抜こう　今だけは　幸せな物語を』

(ひとはこどくをかかえていた)

人は孤独を抱えていた

(どんなかたちをつくっても)

どんな形を作っても

(ひとりすべてにせをむけて)

一人、全てに背を向けて

(かくしたなみだをかぞえていた)

隠した涙を数えていた

(いびつなままのじだいをどうにかただしたくて)

歪なままの時代を　どうにか正したくて

(たたかいつづけたせんしはやがてせかいをかえる)

戦い続けた戦士は　やがて世界を変える

(どんなゆめもかなえてゆくまるでまほうのように)

どんな夢も叶えてゆく　まるで魔法のように

(すべてのぴーすがあわさったはずなのに)

全てのピースが合わさったはずなのに

(ぱずるをのこしてどこにいってしまったの)

パズルを残してどこに行ってしまったの

(それは)

『それは』

(それはきみたちがうまれるまでの)

それは君たちが生まれるまでの

(へいめんてきなせかいのはなし)

平面的な世界の話

(もうながしきったなみだは)

もう流しきった涙は

(いまどこにあめをふらせているのか)

今どこに　雨を降らせているのか

(きょうはいくつゆめをかなえたの)

今日はいくつ夢を叶えたの

(めくるめくゆーとぴあのなか)

めくるめくユートピアの中

(さめないまま)

醒めないまま

(ぼくらはいつきづくのだろう)

僕らはいつ気づくのだろう

(それはきえかけのつたないほし)

それは消えかけの拙い惑星

(よぞらのまたたき)

夜空の瞬き

(ほらめをあわせて)

ほら目を合わせて

(あのほしにこねくと)

あの星にコネクト

(きみとふたりで)

君と二人で