ヴォイス

(ぼくのなまえをよぶのはだれ？)

僕の名前を呼ぶのは誰?

(とおいようでちかいようで)

遠いようで　近いようで

(みみのおくからきこえたようで)

耳の奥から聞こえたようで

(そらからのようで)

空からのようで

(ぼくのことをしっているのかい？)

僕の事を知っているのかい?

(そうだとしたらおしえて)

そうだとしたら教えて

(だれかをずっとさがしている)

誰かをずっと探している

(そんなきがするのだけれど)

そんな気がするのだけれど

(きっとだれかにあいたくて)

きっと　誰かに逢いたくて

(あいたくてあいたくて)

逢いたくて　逢いたくて

(ぼくはここにいるんだ)

僕は此処にいるんだ

(ねぇそうだろ？)

ねぇ　そうだろ?

(どこかでまつひとよ)

何処かで待つ人よ

(であうべきひとよ)

出逢うべき人よ

(きみはたしかにいるかんじる)

君は確かにいる　感じる

(ぼくのほほにふれたのはなに？)

僕の頬に触れたのは何?

(そらからこぼれるこなゆき)

空からこぼれる粉雪

(てんしのはねはたぶんこれより)

天使の羽は　多分これより

(しろくてきれいなんだろう)

白くて綺麗なんだろう

(もとはひとつであるはずの)

元はひとつであるはずの

(こころははなれて)

心は離れて

(へいきなはずがないのさ)

平気なはずがないのさ

(ねぇそうだろ？)

ねぇ　そうだろ?

(きみにふれるいじょうたいせつなことを)

君に触れる以上　大切な事を

(おもいつかないだからゆくのさ)

思いつかない　だから行くのさ

(ほしをかぞえるよりはたやすく)

星を数えるよりは容易く

(くものゆくえをしるよりこんなんで)

雲の行方を知るより困難で

(ぼくがそれをしんじれるかどうかだ)

僕が それを 信じれるかどうかだ

(ひだりむねのこえをきけ)

左胸の声を聞け

(そうさだれかにあいたくて)

そうさ　誰かに逢いたくて

(あいたくてあいたくて)

逢いたくて　逢いたくて

(ぼくはここにきたんだ)

僕は此処に来たんだ

(なぁそうだろ？)

なぁ　そうだろ?

(かこがくれたのはヴぉいす)

過去がくれたのはヴォイス

(あしたにみちびくヴぉいす)

明日に導くヴォイス

(きみがちかくにいるとどくよ)

君が近くにいる　届くよ