寿命とキスする毎日だ

(あのそらのあおさにこいしいとおもうようなひが)

あの空の青さに　恋しいと思うような日が

(くるとはおもわなかったんだ)

来るとは思わなかったんだ

(わらわないしろいかおまたきょうがおわっていく)

笑わない白い顔　また今日が終わっていく

(ただせみしぐれとあつさだけあしたもみせない)

ただ蝉時雨と暑さだけ　明日も見せない

(このきょうこうとごごをきっするてぃーたいむ)

この恐慌と　午後を喫するティータイム

(よくわらうあのこの)

よく笑うあの子の

(りゆうのみあたらないとうしん)

理由の見当たらない投身

(ぞんびのぐんしゅうにのまれたって)

ゾンビの群衆に呑まれたって

(みさいるがおっこちてきたって)

ミサイルが落っこちてきたって

(このじごくみたいななにもないじたいにゃ)

この地獄みたいな何もない事態にゃ

(かなわないきみにあいにいこう )

敵わない君に会いに行こう

(あるひとつぜんうちゅうじんがちきゅうをめちゃくちゃにして)

ある日突然宇宙人が地球をめちゃくちゃにして

(ぼくらはじっこにおいやられたとしても)

僕ら端っこに追いやられたとしても

(きっとそのさんか)

きっとその惨禍

(あかいそらのしたうちゅうせんのした)

赤い空の下、宇宙船の下

(みんなわらいあってけっきょくなんだかんだ)

みんな笑い合って結局なんだかんだ

(それをにちじょうとす)

それを日常とす

(じかんのとまったろうごくのなか)

時間の止まった　牢獄の中

(じゅみょうときすするまいにちだ)

寿命とキスする毎日だ

(てのひらほどのがめんでいきるぼくら)

手のひらほどの　画面で生きる僕ら

(なんてかわいらしいんだ)

なんて可愛らしいんだ

(とりあえずおきてぱんをくって)

とりあえず起きてパンを食って

(とりあえずしごとおえてのんで)

とりあえず仕事終えて飲んで

(とりあえずでいきてきたぼくの)

とりあえずで生きてきた僕の

(それにりゆうはなにもなかった)

それに理由は何もなかった

(そんなまいにちにおもいでなんてなかった)

そんな毎日に思い出なんてなかった

(あるわけなかった)

あるわけなかった

(そんなまいにちにかくほどのかしもなかった)

そんな毎日に書くほどの歌詞もなかった

(あるわけがなかった)

あるわけがなかった

(はなのかれたべらんだ)

花の枯れたベランダ

(せみしぐれとあつさだけがそこに)

蝉時雨と暑さだけがそこに

(めのまえのこうえんにはだれもいない)

目の前の公園には誰もいない

(いみのないゆうぐ)

意味のない遊具

(またいつかっててをふる)

「またいつか」って手を振る

(きみのかげだけがきえてくれない)

君の影だけが消えてくれない

(あしたいきているかもわからない)

明日生きているかもわからない

(このせかいのせいだ)

この世界のせいだ

(あしたもあえないきみのわらったかお)

明日も会えない　君の笑った顔

(もうあせてしまった)

もう褪せてしまった

(まどのそとはいいろにそまってせかいがみえないや)

窓の外、灰色に染まって世界が見えないや

(いつかきみにあえるひをねがってるまに)

いつか君に会える日を願ってる間に

(せかいしぬんだろうけど)

世界死ぬんだろうけど

(それでもただいつかきみにあえるひを)

それでもただいつか君に会える日を

(ねがうことくらいしか)

願うことくらいしか

(それくらいしか)

それくらいしか

(いきるいみもないだろうから)

生きる意味もないだろうから