またあとで

(けんぼうしょうのかのじょをいつもよりも)

健忘症の彼女をいつもよりも

(うんざりさせたきょうのまえがみ)

うんざりさせた今日の前髪

(わすれかけたあのさびしさは)

忘れかけたあの寂しさは

(てーぶるのうえのうちゅうに)

テーブルの上の宇宙に

(とけてきえた)

溶けて消えた

(うらまれないていどのあい)

恨まれない程度の愛

(さてはとおまわり)

さては遠回り

(しろいかーてんにゆれる)

白いカーテンに揺れる

(そっとわらってよ)

そっと笑ってよ

(たちばをこえたあとふたりだけの)

立場を超えた後ふたりだけの

(たんじゅんなこともいえるくらいのきょりが)

単純な事も言えるくらいの距離が

(きょうもいとおしかった)

今日も愛おしかった

(でもすこしさびしかった)

でも少し寂しかった

(かんしょうてきなかのじょがいつもよりも)

感傷的な彼女がいつもよりも

(はしゃぐたびにとけいもまわってく)

はしゃぐ度に時計も回ってく

(どこまでもふたりあるいていけたら)

どこまでもふたり歩いて行けたら

(そんなきもちもだきしめてにぎって)

そんな気持ちも抱きしめて握って

(きせつをみたしてよ)

季節を満たしてよ

(みたくないものはもうみなくたっていいよ)

見たくないものはもう見なくたっていいよ

(ほんしんはいつだってひとりはやだって)

本心はいつだってひとりはやだって

(いえないよるがさびしかった)

言えない夜が寂しかった

(きみがいとおしかった)

君が愛おしかった

(むかんしんでいぞんして)

無関心で依存して

(ちんもくをやぶるように)

沈黙を破るように

(そっとわらってよ)

そっと笑ってよ

(たちばをこえたあとふたりだけの)

立場を超えた後ふたりだけの

(たんじゅんなこともいえるくらいのきょりが)

単純な事も言えるくらいの距離が

(きょうもいとしい)

今日も愛しい

(そっとわらってよ)

そっと笑ってよ

(みじめでふあんていだってあいしていたいよ)

惨めで不安定だって愛していたいよ

(たんじゅんなことでやさしくなれるような)

単純な事で優しくなれるような

(まいにちがいとおしかった)

毎日が愛おしかった

(でもすこしさびしかった)

でも少し寂しかった