オーヴァークロック

(さいぼーぐのねっきとはいきこうにじゅうまんしたがす)

サイボーグの熱気と　排気口に充満したガス

(ただうばいうばわれるだけのそうこく)

ただ　奪い奪われるだけの相剋

(あいまいなおもいでといつかみたきょうしゅうは)

曖昧な思い出と　いつか見た郷愁は

(あんばらんすできゅうくつなちにおきばなどないようだ)

アンバランスで　窮屈な地に　置き場などないようだ

(なにもかもがとうたされるなら)

何もかもが淘汰されるなら

(いつかこのこころさえもおとしてしまうの？)

いつかこの心さえも落としてしまうの？

(ぜんぶはいになってきえてしまうなら)

全部灰になって消えてしまうなら

(いっそぼくのてがたてになろう)

いっそ僕の手が　盾になろう

(とらわれのせいてんにかざしたみらいぼくらこうやっているあかしを)

囚われの青天に　翳した未来　僕等こうやって居る証を

(せいかいがないのならまちがいをなおしてしまえばいい)

正解がないのなら　間違いを直してしまえばいい

(まわれふりーけんしーきしんだねがいたとえひふかんかくをこえても)

廻れフリーケンシー　軋んだ願い　たとえ皮膚感覚を超えても

(とどかないならむかえにいこういのちがあったんだこのそらのさきで)

届かないなら　迎えに行こう　命があったんだ　この空の先で

(めいていしたじだいにきっとおいてかれたんだろう)

酩酊した時代に　きっと置いてかれたんだろう

(ならいまからでもはしりだすんだ)

なら　今からでも走り出すんだ

(こうがいではさかんにのびるひこうきぐも)

郊外では盛んに　伸びる飛行機雲

(こんなみにくいせかいのすがたみたくはなかったんだ)

こんな醜い　世界の姿　見たくはなかったんだ

(てんごくもじごくもおなじようなもの)

天国も地獄も同じようなもの

(ひとはこどくのゆきばをもとめ)

人は孤独の行き場を求め

(あいたこころのかなしみは)

空いた心の哀しみは

(だんがんなんかよりもおもいいたみ)

弾丸なんかよりも重い痛み

(ひるがえすでっどえんどきっとしんじつはなにもしょうさんだけのものじゃない)

翻すデッドエンド　きっと真実は　何も勝算だけのものじゃない

(せかいもふせいかいもほんとうはたいしたさじゃない)

世界も不正解も　本当は大した差じゃない

(まわれふりーけんしーきしんだねがいたとえひふかんかくをこえても)

廻れフリーケンシー　軋んだ願い　たとえ皮膚感覚を超えても

(とどかないならむかえにいこういのちがあったんだこのそらのさきで)

届かないなら　迎えに行こう　命があったんだ　この空の先で

(なりやまぬきょうしんにくらんだしかいだけどもうにげないってちかったから)

鳴り止まぬ共振に　眩んだ視界　だけどもう逃げないって誓ったから

(しんぞうのおくそこにひそむこどうがたかなる)

心臓の奥底に　潜む鼓動が高鳴る

(まわれふりーけんしーきしんだねがいたとえひふかんかくをこえても)

廻れフリーケンシー　軋んだ願い　たとえ皮膚感覚を超えても

(とどかないならむかえにいこういのちがあったんだこのそらのさきで)

届かないなら　迎えに行こう　命があったんだ　この空の先で

(かえるばしょがあったんだあのそらのさきで)

還る場所があったんだ　あの空の先で

(あのそらのさきで)

あの空の先で