バスカヴィル家の犬40

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プレイ回数1622難易度(4.5) 4577打 長文 長文モード可
シャーロックホームズシリーズ
アーサーコナンドイルの作品です。句読点以外の記号は省いています。
順位 名前 スコア 称号 打鍵/秒 正誤率 時間(秒) 打鍵数 ミス 問題 日付
1 ぺす 7328 7.7 94.7% 579.8 4500 251 64 2024/03/10

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問題文

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(わたしにとってすばらしいひです、 わたしのじんせいできねんすべきひになりました)

「私にとって素晴らしい日です、―私の人生で記念すべき日になりました」

(かれはなんどもほくそえみながらさけんだ。わたしはふたつのことをみごとにたっせいしました。)

彼は何度もほくそえみながら叫んだ。「私は二つのことを見事に達成しました。

(わたしはここらのじゅうみんに、ほうりつはほうりつであり、そしてほうをこうしするのをおそれないおとこが)

私はここらの住民に、法律は法律であり、そして法を行使するのを恐れない男が

(いるということをおしえてやったのです。わたしはみどるとんじじいのしえんのまんなかをとおり)

いるという事を教えてやったのです。私はミドルトンじじいの私園の真中を通り

(しょうめんげんかんの100やーどいないをよこぎるけんりをえました。どうおもいます?)

正面玄関の100ヤード以内を横切る権利を得ました。どう思います?

(きぞくどもめ、しょみんのけんりをふみにじったりごまかしたりできないことをおもいしれ!)

貴族どもめ、庶民の権利を踏みにじったりごまかしたり出来ない事を思い知れ!

(それからわたしはふぁーんわーしーのじゅうみんがぴくにっくにいっているもりを)

それから私はファーンワーシーの住民がピクニックに行っている森を

(たちいりきんしにしました。あのひどいれんちゅうはどうやら、あのじしょはだれのしょゆうぶつ)

立ち入り禁止にしました。あのひどい連中はどうやら、あの地所はだれの所有物

(でもなく、しんぶんやさけをもちこんですきなばしょにむらがってもいいとかんがえている)

でもなく、新聞や酒を持ち込んで好きな場所に群がってもいいと考えている

(ようだ。りょうほうのそしょうともけっちゃくがつきました、わとそんせんせい。そしてりょうほうともわたしが)

ようだ。両方の訴訟とも決着が付きました、ワトソン先生。そして両方とも私が

(かちました。さーじょんもーらんどが、じぶんのしきちないにあるちょうじゅうほごちくで)

勝ちました。サー・ジョン・モーランドが、自分の敷地内にある鳥獣保護地区で

(はっぽうしたのをふほうこういにしてやっていこう、こんなにきぶんのいいひはなかったな)

発砲したのを不法行為にしてやって以降、こんなに気分のいい日はなかったな」

(いったいなぜそんなことをしたんですか?きろくをみてください。)

「いったいなぜそんなことをしたんですか?」「記録を見てください。

(よむかちはありますよ、 ふらんくらんどたいもーらんど,)

読む価値はありますよ、―フランクランド 対 モーランド,

(くいーんずべんちほうてい。200ぽんどかかりましたが、かちました それで)

クイーンズベンチ法廷。200ポンドかかりましたが、勝ちました」「それで

(なにかいいことがあったんですか?ないです、ないです。ほこりをもって)

何かいいことがあったんですか?」「ないです、ないです。誇りを持って

(もうしあげますが、わたしはまったくこのけんにりがいかんけいはありませんでした。わたしは)

申し上げますが、私はまったくこの件に利害関係はありませんでした。私は

(じゅんすいにしみんのつとめをはたすためにこうどうしています。たとえば、)

純粋に市民の勤めを果たすために行動しています。たとえば、

(ふぁーんわーしーのれんちゅうがこんや、わたしのにんぎょうをもやすだろうということは、)

ファーンワーシーの連中が今夜、私の人形を燃やすだろうということは、

(よそうしていますがね。わたしはやつらがこのまえにんぎょうをもやしたとき、こんなみっともない)

予想していますがね。私は奴らがこの前人形を燃やした時、こんなみっともない

など

(こうどうはやめさせるべきだとけいさつにうったえた。しゅうけいさつのたいどはけしからん。わたしには)

行動は止めさせるべきだと警察に訴えた。州警察の態度はけしからん。私には

(ほごされるしかくがあるというのにだ。ふらんくらんどたいれじーなのそしょうは、)

保護される資格があるというのにだ。フランクランド対レジーナの訴訟は、

(おおいにけいさつのむさくをうかびあがらせるでしょうな。わたしはけいさつに、こんなあつかいを)

大いに警察の無策を浮かび上がらせるでしょうな。私は警察に、こんな扱いを

(すればきっとこうかいするときがくるといってやりましたが、さっそく、このことばはげんじつに)

すればきっと後悔する時が来ると言ってやりましたが、早速、この言葉は現実に

(なりました どういうことですか?わたしはたずねた。ろうじんは、じぶんに)

なりました」「どういうことですか?」私は尋ねた。老人は、自分に

(しらぬことはないといわんばかりのひょうじょうになった。けいさつがしぬほど)

知らぬことはないと言わんばかりの表情になった。「警察が死ぬほど

(しりたがっているじょうほうをにぎっているからだ。だがあんなあくとうたちをたすけてやる)

知りたがっている情報を握っているからだ。だがあんな悪党達を助けてやる

(きにはならんな ここまで、わたしはこのろうじんのせけんばなしからのがれるいいわけが)

気にはならんな」ここまで、私はこの老人の世間話から逃れる言い訳が

(ないものかとかんがえてきた。だが、このことばをきいたとき、さきをしりたいと)

ないものかと考えてきた。だが、この言葉を聞いた時、先を知りたいと

(おもいはじめた。わたしはこのろうじんがどれほどへそまがりのせいかくか、じゅうぶんに)

思い始めた。私はこの老人がどれほどへそ曲がりの性格か、十分に

(はあくできるまでになっていた。だから、ここできょうみがあるようなそぶりをすれば)

把握できるまでになっていた。だから、ここで興味があるような素振りをすれば

(まちがいなくこのろうじんはひみつをうちあけないだろうとかくしんした。きっと、みつりょうか)

間違いなくこの老人は秘密を打ち明けないだろうと確信した。「きっと、密猟か

(なにかでしょう?わたしはむかんしんそうなたいどでいった。は、は、おわかいの。)

何かでしょう?」私は無関心そうな態度で言った。「ハ、ハ、お若いの。

(それよりずっとじゅうようなものだ!こうやのしゅうじんをどうおもう?わたしはぎくりとした。)

それよりずっと重要なものだ!荒野の囚人をどう思う?」私はギクリとした。

(まさか、どこにいるかしっているということではないでしょうね?わたしは)

「まさか、どこにいるか知っているということではないでしょうね?」私は

(いった。せいかくにどこにいるかしらなくても、けいさつがあのおとこをつかまえるてだすけは)

言った。「正確にどこにいるか知らなくても、警察があの男を捕まえる手助けは

(できるとかくしんしている。あのおとこをつかまえようとするなら、どこでしょくりょうをちょうたつして)

できると確信している。あの男を捕まえようとするなら、どこで食料を調達して

(いるかをみつけて、そこからいどころをつきとめるのがいちばんだということに)

いるかを見つけて、そこから居所を突き止めるのが一番だと言う事に

(きづいたことがあるかな?このろうじんは、たしかにふつごうなくらいしんじつにちかづいて)

気づいた事があるかな?」この老人は、確かに不都合なくらい真実に近づいて

(いるようにみえた。そのとおりですね わたしはいった。しかしこうやのどこかに)

いるように見えた。「その通りですね」私は言った。「しかし荒野のどこかに

(いると、どうしてわかるんですか?しょくじをとどけるにんげんをこのめで)

いると、どうして分かるんですか?」「食事を届ける人間をこの目で

(みたからだ わたしはばりもあがきのどくになった。こんなあくいあるおせっかいろうじんにめを)

見たからだ」私はバリモアが気の毒になった。こんな悪意あるお節介老人に目を

(つけられればいちだいじだった。しかしつぎのことばをきいて、わたしはほっとした。)

つけられれば一大事だった。しかし次の言葉を聞いて、私はほっとした。

(たべものをこどもにはこばせているときけば、おどろくだろうな。わたしはやねのうえにある)

「食べ物を子供に運ばせていると聞けば、驚くだろうな。私は屋根の上にある

(ぼうえんきょうでまいにちかんししている。あのこどもは、おなじじこくにおなじみちをとおっている。)

望遠鏡で毎日監視している。あの子供は、同じ時刻に同じ道を通っている。

(いきさきは、しゅうじんいがいにだれがいる?これはじつにこううんだった!しかしわたしは)

行き先は、囚人以外に誰がいる?」これは実に幸運だった!しかし私は

(きょうみあるようなそぶりはいっさいみせなかった。こども!ばりもあはふしんしゃがこどもに)

興味あるようなそぶりは一切見せなかった。子供!バリモアは不審者が子供に

(ひつようなものをはこばせているといっていた。そのこどもは、せるでんではなく、)

必要なものを運ばせていると言っていた。その子供は、セルデンではなく、

(あのふしんしゃのもとにむかっているのだ。そしてふらんくらんどがぐうぜんそれを)

あの不審者の元に向かっているのだ。そしてフランクランドが偶然それを

(はっけんしたのだ。もしこのろうじんのじょうほうをききだせたら、ながくたいくつなそうさくを)

発見したのだ。もしこの老人の情報を聞き出せたら、長く退屈な捜索を

(しょうりゃくできるかもしれない。しかし、ぎもんをみせてむかんしんそうにふるまうのが、)

省略できるかもしれない。しかし、疑問を見せて無関心そうに振舞うのが、

(このばあいのさいきょうのきりふだだ。それよりも、こうやのひつじかいのむすこがちちおやにゆうしょくを)

この場合の最強の切り札だ。「それよりも、荒野の羊飼いの息子が父親に夕食を

(とどけにいっているんじゃないですか この、ほんのわずかのひていでろうどくさいしゃは)

届けに行っているんじゃないですか」この、ほんの僅かの否定で老独裁者は

(かっとなった。かれはにくにくしげにわたしをみつめ、はいいろのほおひげがおこったねこのように)

かっとなった。彼は憎々しげに私を見つめ、灰色の頬髭が怒った猫のように

(さかだった。なにをいう!かれはおおきくひろがるこうやをゆびさしていった。むこうに)

逆立った。「何を言う!」彼は大きく広がる荒野を指差して言った。「向こうに

(ぶらっくとーがみえるだろう?それから、いばらがはえたひくいおかがそのしたに)

ブラック・トーが見えるだろう?それから、イバラが生えた低い丘がその下に

(みえるだろう?あそこはこうやぜんたいでもっともいしだらけのばしょだ。ひつじかいがひつじを)

見えるだろう?あそこは荒野全体で最も石だらけの場所だ。羊飼いが羊を

(はなしたいばしょにみえるか?きみがいったのは、さいこうにばかげたいけんだ わたしは)

放したい場所に見えるか?君が言ったのは、最高に馬鹿げた意見だ」私は

(しおらしく、なまはんかなちしきでばかなことをいったとあやまった。わたしがかぶとをぬぐとろうじんは)

しおらしく、生半可な知識で馬鹿な事を言ったと謝った。私が兜を脱ぐと老人は

(よろこび、さらにひみつをはなしだした。わたしのいけんには、ひじょうにしっかりしたこんきょが)

喜び、さらに秘密を話しだした。「私の意見には、非常にしっかりした根拠が

(あることがおわかりになったでしょう。わたしはそのしょうねんがにもつをはこぶのをなんども)

ある事がお分かりになったでしょう。わたしはその少年が荷物を運ぶのを何度も

(みている。まいにち、ときにはいちにちににど、わたしはみることが、ちょっとまった、)

見ている。毎日、時には一日に二度、私は見る事が....、ちょっと待った、

(わとそんせんせい。わたしのめにくるいがなければ、ちょうどいま、おかのちゅうふくでなにか)

ワトソン先生。私の目に狂いがなければ、ちょうど今、丘の中腹で何か

(うごいているものがあるのでは?)

動いているものがあるのでは?」

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