サーカディアン・リズム・ショー

(むらさきいろのけむりにまかれてらせんかいだんかけあがる)

紫色の煙に捲かれて螺旋階段　駆け上がる

(とうかんかくにのびるだえんがまわるおもいちがいかもしれない)

等間隔に伸びる楕円が回る　思い違いかもしれない

(ゆめとうつつのあいだになったのおくじょうひろがるゆうぞらがほてる)

夢とうつつの間になったの　屋上広がる夕空がほてる

(さびしさまぎれにあなたならなんていうだろう)

寂しさ紛れに　あなたなら何て言うだろう

(なんともけいようしがたいだしぬけをねらうような)

なんとも形容し難い　出し抜けを狙うような

(おさなくわらったひょうじょうをえがいたれんさのうえでひたすらほねおって)

幼くわらった表情を　描いた連鎖の上でひたすら骨折って

(ひとりのかーてんこーるはねしずまるよまりおねっと)

独りのカーテンコールは寝静まる夜マリオネット

(ところはかわってはちねんごぱれっとないふにはげかけたあお)

処は変わって八年後　パレットナイフに剥げかけた青

(いたずらっことあそんだっけはしるゆうひをかたてに)

いたずらっ子と遊んだっけ　走る夕日を片手に

(いきかたのちがいなんてぼくらにかんけいないから)

生き方の違いなんて　ぼくらに関係ないから

(たくさんはなしをしようそうやっていってるゆめをみてた)

たくさん話をしよう　そうやって言ってる夢を見てた

(つよがるきみのそぶりはことさらよくばって)

強がる君の素振りは　ことさら欲張って

(とうていかなわないだろうひどくつかれたぼくには)

到底敵わないだろう　ひどく疲れたぼくには

(ゆうだにかいならされてくうふくにたえている)

遊惰に飼い慣らされて空腹に耐えている

(きいろいおっぽをつけたらゆうひにのってけもるもっと)

黄色い尾っぽをつけたら　夕日に乗ってけモルモット

(みせものごやのうらにはでばんをまつかげ)

見世物小屋の裏には出番を待つ影

(いちばんまくがあけたらぼくらしくそれらしく)

一番幕が開けたら　ぼくらしく　それらしく

(そしてあたらしくいきるためもっと)

そして　あたらしく生きるため　もっと