すみれになって
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歌詞(問題文)
(さびれたまちにつぶやいたきみのなまえはみはてぬうみですなとなり)
さびれた街に呟いた君の名前は 見果てぬ海で砂となり
(なみにのまれてかすみをはむようなこえでひとりうたうたう)
波に呑まれて 霞を食むような声でひとり うた唄う
(あしあとはかこをつれてかぜとどこへゆく)
足跡は過去を連れて 風と何処へゆく
(うずいたこころのすぐそばにきて)
疼いたこころの すぐ傍にきて
(ほころびたばしょをつつんでくれたあのころのこと)
綻びた場所を包んでくれた あの頃のこと
(いまもまだあざやかにのこっている)
今もまだ 鮮やかに残っている
(たしかめるようにそらふくことばをたぐって)
確かめるように空吹く言葉を手繰って
(くるわしいほどいたずらにこころをぼかすの)
くるわしい程 徒に こころを暈すの
(せんにふれてすこしゆれたあどけないかげを)
線に触れて少し揺れた あどけない影を
(ときがちかくをかすめてそっとふりかえる)
時が近くをかすめて そっと振り返る
(ゆるしあうふたりのそのえがおはただしさもうそもなにもなく)
許し合うふたりの その笑顔は 正しさも嘘も何も無く
(うまれたしあわせをずっとただたいせつにはぐくんでいく)
生まれた仕合せをずっとただ大切に育んでいく
(めぐりめぐるひびのなかにさまよっていても)
巡り めぐる日々の中に さ迷っていても
(しらずしらずのまにもうよすがをもとめて)
知らずしらずの間にもう よすがを求めて
(つむいだいとをよってむすんだらきれいなかんむりができたから)
紡いだ糸を撚って むすんだら綺麗な冠ができたから
(あああなたにこれをとどけようほころんだかおで)
ああ あなたにこれを届けよう ほころんだ顔で
(はなはねにとりはふるすにかえりやすらぐくらしをみつけている)
花は根に 鳥は古巣にかえり 安らぐ暮らしを見つけている
(ぼくらもかえろうこれでいいすみれいろにそまっていく)
ぼくらも帰ろう これでいい すみれ色に染まっていく