消えない

(なんどもはげましてくれた)

何度も励ましてくれた

(おきにいりのきょくが)

お気に入りの曲が

(はじめてうるさくかんじた)

初めてうるさく感じた

(いきどまりのよるのなか)

行き止まりの夜の中

(わかってるわかってる)

わかってる　わかってる

(さよならなんてかんたんな)

さよならなんて簡単な

(ことばにつまるのはなぜ)

言葉に詰まるのはなぜ

(おわらせたっていいけど)

終わらせたっていいけど

(おわらせるならいまだけど)

終わらせるなら今だけど

(しずむたいたんごう)

沈むタイタン号

(もえるにんぎょうちょう)

燃える人形町

(こえをあらげるすいきんちかもく)

声を荒げる水金地下木

(なのにきえない)

なのに消えない

(きえてくれない)

消えてくれない

(こころつきてもなにかがきえない)

心尽きても何かが消えない

(あんがいえがおですごせてる)

案外笑顔で過ごせてる

(ただあたらしいひびが)

ただ新しい日々が

(ちょっとこわいようなきがした)

ちょっと怖いような気がした

(じぶんじゃないみたいで)

自分じゃないみたいで

(わかってるわかってるのに)

わかってる　わかってるのに

(さよならなんてかんたんな)

さよならなんて簡単な

(ことばにつまるのはなぜ)

言葉に詰まるのはなぜ

(おわらせたっていいけど)

終わらせたっていいけど

(おわらせるならいまだけど)

終わらせるなら今だけど

(ここはとうげんきょう)

ここは桃源郷

(またはてぃるなのーぐ)

またはティルナノーグ

(とわにたゆたうてんじょうてんげ)

永遠にたゆたう天上天下

(だけどいけない)

だけど行けない

(いっちゃいけない)

行っちゃいけない

(ひきとめるようななにかがきえない)

引き留めるような何かが消えない

(しずむたいたんごう)

沈むタイタン号

(もえるにんぎょうちょう)

燃える人形町

(こえをあらげるすいきんちかもく)

声を荒げる水金地下木

(なのにきえない)

なのに消えない

(きえそうできえない)

消えそうで消えない

(こんなところできえない)

こんなところで消えない

(けさない)

消さない