ナンシー①
順位 | 名前 | スコア | 称号 | 打鍵/秒 | 正誤率 | 時間(秒) | 打鍵数 | ミス | 問題 | 日付 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
1 | Shion | 3857 | D++ | 3.9 | 96.8% | 689.8 | 2750 | 89 | 57 | 2024/11/07 |
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問題文
(あめりか。からだがふじゆうなははおや・べてぃのつきそいで、)
アメリカ。身体が不自由な母親・ベティの付き添いで、
(せんめんじょにいるちゅうねんじょせいなんしー・ふりーまんは、)
洗面所にいる中年女性ナンシー・フリーマンは、
(てもとのすまほをいじっていました。はは・べてぃは)
手元のスマホをいじっていました。母・ベティは
(いらだたしく、はやくてつだってくれといいます・・・。)
苛立たしく、早く手伝ってくれと言います…。
(なんしーは、ぱーきんそんびょうのはは・べてぃとくらして)
ナンシーは、パーキンソン病の母・ベティと暮らして
(いました。はははせいかつほごをしんせいしていますがしんさちゅうで、)
いました。母は生活保護を申請していますが審査中で、
(まだせいかつひがもらえるあてはありません。)
まだ生活費がもらえるあてはありません。
(ちゅうねんになったなんしーは、はけんのしごとをしていました。)
中年になったナンシーは、派遣の仕事をしていました。
(そのおかねでぼしとねこのぽーるがくらしています。)
そのお金で母子と猫のポールが暮らしています。
(なんしーはねっとがすきで、すまほやぱそこんによく)
ナンシーはネットが好きで、スマホやパソコンによく
(むかっています。ぱそこんのねっとかんきょうはよくなくて、)
向かっています。パソコンのネット環境はよくなくて、
(つながらないことがおおくありました。ははのせわを)
つながらないことが多くありました。母の世話を
(したあと、なんしーはしゅっきんします。こんかいのはけんさきは、)
したあと、ナンシーは出勤します。今回の派遣先は、
(えんどれす・すまいるしかいいんでした。なんしーは)
エンドレス・スマイル歯科医院でした。ナンシーは
(そこでうけつけぎょうむをおこないます。きゅうけいじかんになんしーは、)
そこで受付業務を行ないます。休憩時間にナンシーは、
(そこのいしとかんごしをまえに「きたちょうせんにりょこうへいった)
そこの医師と看護師を前に「北朝鮮に旅行へ行った
(ことがある」とはなしました。いしはほんとうかといぶかし)
ことがある」と話しました。医師は本当かといぶかし
(みますが、なんしーがきたちょうせんでさつえいしたしゃしんをみせると、)
みますが、ナンシーが北朝鮮で撮影した写真を見せると、
(なっとくできないかおをしながらも、なんしーのしゅちょうを)
納得できない顔をしながらも、ナンシーの主張を
(ききいれます。きたくしたなんしーは、ははがまた)
聞き入れます。帰宅したナンシーは、母がまた
(ゆうびんぶつをかってにかいふうしたことをとがめます。ははは)
郵便物を勝手に開封したことを咎めます。母は
(ぷらいばしーについてのはいりょがなく、いえにとどいた)
プライバシーについての配慮がなく、家に届いた
(ものはなんしーあてであろうが、さきにあけてしまう)
ものはナンシー宛てであろうが、先に開けてしまう
(のです。なんどちゅういしても、はははやめませんでした。)
のです。何度注意しても、母はやめませんでした。
(あかちゃんにんぎょうのちらしがはいっているのをみたははは、)
赤ちゃん人形のチラシが入っているのを見た母は、
(なんしーがこどもをほしがっているのだとかんちがいして)
ナンシーが子どもを欲しがっているのだと勘違いして
(「まだもとうとおもえばもてる」といいますが、)
「まだ持とうと思えば持てる」と言いますが、
(なんしーははぐらかします。なんしーはへやにはいると、)
ナンシーははぐらかします。ナンシーは部屋に入ると、
(あるけいじばんでちゃっとをします。そこは、こどもを)
ある掲示板でチャットをします。そこは、子どもを
(うしなったひとがつどうけいじばんでした。べっかというなまえで)
失った人がつどう掲示板でした。ベッカという名前で
(にゅうしつしたなんしーは、じぇぶというひとをあいてに)
入室したナンシーは、ジェブという人を相手に
(ちゃっとをしていました。じぇぶはむすめをうしなっており、)
チャットをしていました。ジェブは娘を失っており、
(なんしーのそうだんにのってくれていました。あいたい)
ナンシーの相談に乗ってくれていました。会いたい
(というちゃっとをもらい、ねっとがとぎれかけながらも)
というチャットをもらい、ネットが途切れかけながらも
(あうやくそくをしたなんしーは、うれしそうなかおでべっどに)
会う約束をしたナンシーは、嬉しそうな顔でベッドに
(よこたわります。よくじつ。はは・べてぃは、うでがけいれんすると)
横たわります。翌日。母・ベティは、腕が痙攣すると
(うったえます。なんしーはびょういんへいこうといいますが、)
訴えます。ナンシーは病院へ行こうと言いますが、
(はははいやがります。ははのきげんがわるいのはいつものことなので、)
母は嫌がります。母の機嫌が悪いのはいつものことなので、
(ははをおいて、なんしーはでかけていきました。)
母を置いて、ナンシーは出かけていきました。
(でかけたさきでいそいでけしょうをし、みづくろいをした)
出かけた先で急いで化粧をし、身づくろいをした
(なんしーは、じぇぶとあいます。なんしーはおなかに)
ナンシーは、ジェブと会います。ナンシーはお腹に
(つめものをして、にんぷのふりをしていました。)
詰め物をして、妊婦の振りをしていました。
(だいなーで、ちゅうねんだんせいのじぇぶとあいます。なんしーは、)
ダイナーで、中年男性のジェブと会います。ナンシーは、
(いでんによりせんてんてきにびょうきをもつたいじをにんしんし、)
遺伝により先天的に病気を持つ胎児を妊娠し、
(うむべきかなやんでいるにんぷ・べっかのふりをよそおって)
産むべきか悩んでいる妊婦・ベッカの振りを装って
(いました。なんしーはそのせっていでぶろぐをかいており、)
いました。ナンシーはその設定でブログを書いており、
(2かげつまえからじぇぶが、なんしーのぶろぐをよんで)
2か月前からジェブが、ナンシーのブログを読んで
(あれこれそうだんにのっていたのです。じぇぶは、)
あれこれ相談に乗っていたのです。ジェブは、
(じょりーんというむすめをおさなくしてなくし、つまともりこん)
ジョリーンという娘を幼くして亡くし、妻とも離婚
(していました。じぇぶはなんしーにじょげんをし、)
していました。ジェブはナンシーに助言をし、
(なんしーはじぇぶのじょげんをききいれて、しゅっさんをきめた)
ナンシーはジェブの助言を聞き入れて、出産を決めた
(というふうになっていました。なんしーはたしゃのきを)
というふうになっていました。ナンシーは他者の気を
(ひくために、そうしたうそばかりついていました。)
引くために、そうした嘘ばかりついていました。
(しかいいんできたちょうせんのはなしをしたのも、うそのひとつです。)
歯科医院で北朝鮮の話をしたのも、嘘のひとつです。
(こんかいもじぇぶのまえで「じぇぶのじょげんをきいてははおやに)
今回もジェブの前で「ジェブの助言をきいて母親に
(なるにんぷ・べっか」をよそおったなんしーは、じゅうじつかんと)
なる妊婦・ベッカ」を装ったナンシーは、充実感と
(こうふくかんにみたされました。)
幸福感に満たされました。