らせん④(終)

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プレイ回数1640難易度(5.0) 1985打 長文
1998年公開の日本映画。見た者を1週間後に呪い殺す「呪いのビデオ」にまつわる鈴木光司の小説「リング」の、続編にあたる作品である。原作は鈴木光司の同名小説『らせん』。前作『リング』と同時上映された。

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問題文

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(そのころ、みなとのちかくのはいびるおくじょうにあるつうふうこうで、まいのしたいが)

その頃、港の近くの廃ビル屋上にある通風口で、舞の死体が

(みつかっていました。つうふうこうはいどににたけいじょうで、まいの)

見つかっていました。通風口は井戸に似た形状で、舞の

(からだにはしゅっさんしたけいせきがみられました。)

身体には出産した形跡が見られました。

(じけんをたんとうしたまえかわけいぶほは「のろわれてる」とおもいます。)

事件を担当した前川警部補は「呪われてる」と思います。

(まえかわけいぶほのはなしをきき、あんどうはにわかにはしんじられませんでした。)

前川警部補の話を聞き、安藤はにわかには信じられませんでした。

(ついせんじつまいにあってだいたばかりだからです。)

つい先日舞に会って抱いたばかりだからです。

(そこへどうりょう・みやしたもきて「さだこのいどはふちが1かしょ)

そこへ同僚・宮下も来て「貞子の井戸はフチが1か所

(かけていないか」とききました。みやしたのくびにはあかいほっしんが)

欠けていないか」と聞きました。宮下の首には赤い発疹が

(できています。よしのはびでおをみていないのにかんせんし、)

できています。吉野はビデオを見ていないのに感染し、

(いままたみやしたもかんせんしているときづいたあんどうは「びでおではなく)

今また宮下も感染していると気づいた安藤は「ビデオではなく

(てちょうでかんせんした」とけつろんづけました。)

手帳で感染した」と結論づけました。

(さだこののろいからたすかったのはれいことあんどうじしんということを)

貞子の呪いから助かったのは玲子と安藤自身ということを

(かんがえ、たすかるほうほうは「さだこののろいのういるすのぞうしょくに)

考え、助かる方法は「貞子の呪いのウイルスの増殖に

(てをかす」「さだこのきょうりょくしゃになる」ことだときづきます。)

手を貸す」「貞子の協力者になる」ことだと気づきます。

(はでになったまいはさだこだともきづきました。あんどうとまいが)

派手になった舞は貞子だとも気づきました。安藤と舞が

(かんけいをもったことで、さだこがうまれてよみがえったのです。)

関係を持ったことで、貞子が生まれて蘇ったのです。

(さだこのほんとうのもくてきは、いきたままいどにつきおとされて)

貞子の本当の目的は、生きたまま井戸に突き落とされて

(ころされたきょうふを、せけんのみなにつたえることでした。)

殺された恐怖を、世間の皆に伝えることでした。

(さだこはあんどうに、じぶんのじゅせいらんをとりだしてたかやまのdnaでーたを)

貞子は安藤に、自分の受精卵を取り出して高山のDNAデータを

(くみこみ、しきゅうにもどすことをようきゅうします。さいぼうぶんれつをはやめる)

組みこみ、子宮に戻すことを要求します。細胞分裂を早める

など

(ほるもんをつかえば、2~3しゅうかんでしんだときのねんれいまで)

ホルモンを使えば、2~3週間で死んだ時の年齢まで

(もどるそうです。「そうすればあなたのねがいもかなえられる)

戻るそうです。「そうすればあなたの願いも叶えられる

((むすこ・たかのりをよみがえらせる)」といわれたあんどうは、みやしたに)

(息子・孝則を蘇らせる)」と言われた安藤は、宮下に

(きょうりょくさせて、けいかくをじっこうします。みやしたにてつだわせることで、)

協力させて、計画を実行します。宮下に手伝わせることで、

(みやしたもしをまぬがれます。「うらぎったあいては、このせかいか、)

宮下も死を免れます。「裏切った相手は、この世界か、

(それともかみか」といいながら、みやしたはてつだいました。)

それとも神か」と言いながら、宮下は手伝いました。

(よみがえったたかやまりゅうじとさだこ(みためはたかのまい)は、れいこの)

蘇った高山竜司と貞子(見た目は高野舞)は、玲子の

(てちょうをしゅっぱんしてさらにひろめるといいのこしてさります。)

手帳を出版してさらに広めると言い残して去ります。

(これからまた、じんるいにはつぎのしんかがはじまるともいいました。)

これからまた、人類には次の真価が始まるとも言いました。

(あんどうはたかやまに、じぶんのこ・よういちをよみがえらせなくてよいのか)

安藤は高山に、自分の子・陽一を蘇らせなくてよいのか

(といますが、たかやまは「ざんこくだからひきもどしたくない。)

問いますが、高山は「残酷だから引き戻したくない。

(あんそくがおとずれるのは、もっとずっとさきなんだよ」とこたえます。)

安息が訪れるのは、もっとずっと先なんだよ」と答えます。

(たちさるたかやまとまいをみおくったあんどうは、それでもむすこ・たかのりが)

立ち去る高山と舞を見送った安藤は、それでも息子・孝則が

(よみがえったことをよろこびました。うみべでてをつなぐふしのすがたは、たかやまが)

蘇ったことを喜びました。海辺で手を繋ぐ父子の姿は、高山が

(のこしたふうしょのさいごのいらすととおなじでした。)

残した封書の最後のイラストと同じでした。

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