不思議の国のアリス 5
順位 | 名前 | スコア | 称号 | 打鍵/秒 | 正誤率 | 時間(秒) | 打鍵数 | ミス | 問題 | 日付 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
1 | 777 | 5997 | A+ | 6.2 | 95.6% | 685.5 | 4305 | 194 | 92 | 2024/11/26 |
2 | baru | 4357 | C+ | 4.8 | 91.1% | 891.7 | 4306 | 420 | 92 | 2024/12/06 |
3 | なり | 4191 | C | 4.5 | 92.0% | 937.0 | 4296 | 369 | 92 | 2024/12/05 |
4 | りいい | 2846 | E+ | 2.9 | 95.8% | 1444.8 | 4300 | 188 | 92 | 2024/12/11 |
5 | 甘辛餃子 | 2831 | E+ | 2.9 | 95.9% | 1455.6 | 4305 | 183 | 92 | 2024/12/22 |
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問題文
(ありすは、もりにはいっていきました。)
アリスは、森に入って行きました。
(はながありすのあたまのうえでさいています。)
花がアリスの頭の上で咲いています。
(ありすのせのたかさは、きのことおなじくらいでした。)
アリスの背の高さは、きのこと同じくらいでした。
(「いったい、どうすればふつうのおおきさにもどれるのかしら。)
「一体、どうすれば普通の大きさにもどれるのかしら。
(ちいさくなりすぎるのも、おおきくなりすぎるのも、こりごりだわ」)
小さくなりすぎるのも、大きくなりすぎるのも、こりごりだわ」
(ありすがつぶやいていると、きのこのうえにすわっていた、いもむしがききました。)
アリスがつぶやいていると、キノコの上に座っていた、いも虫が聞きました。
(「おまえさんはだれだ。なにをぶつぶついっているのかね」)
「おまえさんは誰だ。何をぶつぶつ言っているのかね」
(「わたしはありすよ。さっきはおおきくなりすぎて、)
「私はアリスよ。さっきは大きくなりすぎて、
(いまはちいさくなりすぎてこまっているのよ」)
今は小さくなりすぎて困っているのよ」
(「ちいさくなりすぎただって?わたしにはちょうどいいおおきさにみえるがね。 )
「小さくなりすぎただって?私にはちょうどいい大きさに見えるがね。
(おまえさんは、いもむしとおなじおおきさじゃないか。ちいさすぎもしないし)
お前さんは、いも虫と同じ大きさじゃないか。小さすぎもしないし
(おおきすぎもしない。いきていくのに、ちょうどいいくらいのおおきさだよ」)
大きすぎもしない。生きていくのに、ちょうどいいくらいの大きさだよ」
(いもむしは、ぱいぷをふかしながらいいました。)
いも虫は、パイプをふかしながら言いました。
(「そりゃ、いもむしならいいでしょうけど、わたしはにんげんのおんなのこなのよ。)
「そりゃ、いも虫ならいいでしょうけど、私は人間の女の子なのよ。
(せのたかさがはっせんちでは、いきていかれやしないわ」)
背の高さが八センチでは、生きていかれやしないわ」
(「じゃ、おまえさんは、おおきくなりたいのかい?」)
「じゃ、お前さんは、大きくなりたいのかい?」
(「そうよ。にんげんのおんなのこにふさわしいおおきさになりたいわ。)
「そうよ。人間の女の子にふさわしい大きさになりたいわ。
(どうすればいいとおもう?」)
どうすればいいと思う?」
(「おおきくなるのも、ちいさくなるのも、きのこしだいさ」)
「大きくなるのも、小さくなるのも、きのこしだいさ」
(いもむしはそういって、のそりとあるきだしました。)
いも虫はそう言って、のそりと歩き出しました。
(「きのこしだいですって?きのこをたべれば、おおきくなったり)
「きのこしだいですって?きのこを食べれば、大きくなったり
(ちいさくなったりできるの?」)
小さくなったりできるの?」
(ありすは、くさむらにかくれようとする、いもむしにききました。)
アリスは、草むらに隠れようとする、いも虫に聞きました。
(「そうさ、はんぶんではおおきくなり、もうはんぶんではちいさくなる。かんたんなことだよ」)
「そうさ、半分では大きくなり、もう半分では小さくなる。簡単なことだよ」
(そういって、いもむしはどこかへいってしまいました。)
そう言って、いも虫はどこかへ行ってしまいました。
(ありすは、いそいできのこをひとつとりました。)
アリスは、急いできのこを一つ取りました。
(でも、きのこのはんぶんってどういういみでしょう。)
でも、きのこの半分ってどういう意味でしょう。
(「このきのこの、はんぶんがおおきくなるところで、)
「このきのこの、半分が大きくなるところで、
(あとのはんぶんが、ちいさくなるところだわ」)
あとの半分が、小さくなるところだわ」
(ありすは、きのこをみつめました。)
アリスは、きのこを見つめました。
(きのこはまんまるです。どこをたべればおおきくなって)
きのこはまんまるです。どこを食べれば大きくなって
(どこをたべればちいさくなるのか、さっぱりわかりません。)
どこを食べれば小さくなるのか、さっぱりわかりません。
(「ためしてみるほかないわ。すこしずつ、たべてみるほかないんだわ」)
「試してみるほかないわ。少しずつ、食べてみるほかないんだわ」
(ありすは、きのこをはんぶんにして、みぎてとひだりてにもちました。)
アリスは、きのこを半分にして、右手と左手に持ちました。
(「さて、おおきくなるか、ちいさくなるか」)
「さて、大きくなるか、小さくなるか」
(まず、みぎてにもったきのこをかじると、ばしんとなぐられたようなきがしました)
まず、右手に持ったきのこをかじると、ばしんとなぐられたような気がしました
(どうがぐっとちぢまって、かおとあしがくっつきそうになってしまったのです。)
胴がぐっと縮まって、顔と足がくっつきそうになってしまったのです。
(ありすはあわてて、ひだりてのきのこをかじりました。)
アリスは慌てて、左手のきのこをかじりました。
(「きをつけて、やってみなければならないわ。)
「気をつけて、やってみなければならないわ。
(きのこは、びんののみものやおかしとちがうらしい。きのこのどこかしらをたべると)
きのこは、びんの飲み物やお菓子と違うらしい。きのこのどこかしらを食べると
(からだのどこかしらが、おおきくなったりちいさくなったりするんだもの」)
体のどこかしらが、大きくなったり小さくなったりするんだもの」
(こんどは、たしかにおおきくなるのがわかりました。)
今度は、たしかに大きくなるのがわかりました。
(きのこがずっとしたのほうにみえましたし、きのえだにさわることもできます。)
きのこがずっと下のほうに見えましたし、木の枝に触ることもできます。
(「よかった。これで、にんげんのおんなのこらしく、じめんにひざまずいて)
「よかった。これで、人間の女の子らしく、地面にひざまずいて
(きのこをとったり、はなをつんだりすることができるわ。)
きのこを採ったり、花を摘んだりすることができるわ。
(いもむしとおなじおおきさでは、きのこをひとつとるにも、)
いも虫と同じ大きさでは、きのこを一つ採るにも、
(おおきなきをきりたおすほどのちからがいるんですもの」)
大きな木を切り倒すほどの力がいるんですもの」
(ありすはほっとして、あたりをみまわしました。)
アリスはほっとして、あたりを見回しました。
(いいきもちです。そよかぜが、かみのけをゆすってふいていくし)
いい気持ちです。そよ風が、髪の毛をゆすって吹いていくし
(このはがみみのそばで、さらさらとゆれます。)
木の葉が耳のそばで、さらさらと揺れます。
(「これでやっと、わたしらしくなれたのだわ」)
「これでやっと、私らしくなれたのだわ」
(ありすはてをのばして、かみのけにさわろうとしました。)
アリスは手を伸ばして、髪の毛にさわろうとしました。
(ところがどうでしょう。てがあたまにとどかないのです。)
ところがどうでしょう。手が頭に届かないのです。
(いくらのばしても、みみにさわることもできないし、はなにもめにもてがとどきません)
いくら伸ばしても、耳にさわることもできないし、鼻にも目にも手が届きません
(「わたしのかたは、どこにあるのかしら」)
「私の肩は、どこにあるのかしら」
(ありすは、ずっとしたのほうをみました。)
アリスは、ずっと下のほうを見ました。
(あしが、じゅうめーとるもしたのほうにみえています。)
足が、十メートルも下のほうに見えています。
(「まあ、くびだけがのびすぎてしまったんだわ」)
「まあ、首だけが伸びすぎてしまったんだわ」
(ありすは、ひょろりとのびたくびを、)
アリスは、ひょろりと伸びた首を、
(あっちにまげたりこっちにまげたりしてみました。)
あっちに曲げたりこっちに曲げたりしてみました。
(「なかなか、おもしろいじゃないの。わたしはぼうえんきょうみたいにぐっとのびて)
「なかなか、面白いじゃないの。私は望遠鏡みたいにぐっと伸びて
(きのてっぺんになにがあるか、しらべてみることができるんだわ」)
木のてっぺんに何があるか、調べてみることができるんだわ」
(ありすは、ぐっとくびをのばしました。)
アリスは、ぐっと首を伸ばしました。
(とたんに、ばさりとおとがして、とびだしてきたはとが)
とたんに、ばさりと音がして、飛び出してきた鳩が
(ちからいっぱいありすのかおを、はねではたきました。)
力いっぱいアリスの顔を、羽ではたきました。
(「やい、へび、あっちへいけ。いかないとめだまをつっついてやるぞ」)
「やい、へび、あっちへ行け。行かないと目玉を突っついてやるぞ」
(はとはおおごえでさけびます。)
鳩は大声で叫びます。
(「わたしは、へびじゃないわよ」ありすはさけびかえしました。)
「私は、へびじゃないわよ」アリスは叫びかえしました。
(「じゃ、おまえはいったい、なんだっていうのさ」)
「じゃ、お前は一体、なんだっていうのさ」
(「わたしはにんげんのおんなのこだわ」)
「私は人間の女の子だわ」
(「おんなのこだって?そんなにながいくびのおんなのこなんているものか。)
「女の子だって?そんなに長い首の女の子なんているものか。
(うそをいってもむだだよ。おまえはたまごをたべるだろう?」)
うそを言っても無駄だよ。お前は卵をたべるだろう?」
(「たべるわよ。きょうのあさごはんにも、たまごをふたつおむれつにしてたべたわ」)
「食べるわよ。今日の朝ごはんにも、卵を二つオムレツにして食べたわ」
(「ほらみろ、おまえはたまごをたべる。だから、へびなんだ」)
「ほらみろ、お前は卵を食べる。だから、へびなんだ」
(はとはなきごえをだしました。)
鳩は鳴き声をだしました。
(「ああ、どうしよう。せっかく、もりでいちばんたかいきのてっぺんに)
「ああ、どうしよう。せっかく、森で一番高い木のてっぺんに
(すをこしらえたのに、へびのやつ」)
巣をこしらえたのに、へびのやつ」
(「ちがうったら。わたしはへびじゃないわよ」)
「違うったら。私はへびじゃないわよ」
(「いや、へびだよ。おまえはわたしのたまごをみつけて、ぬすみにきたんだ。)
「いや、へびだよ。お前は私の卵を見つけて、盗みに来たんだ。
(ああ、どうしよう」はとはなきながら、とびまわります。)
ああ、どうしよう」鳩は鳴きながら、飛びまわります。
(「わたしは、はとのたまごなんかぬすまないわ」)
「私は、鳩の卵なんか盗まないわ」
(「それがほんとうなら、しょうこをみせてくれよ」)
「それが本当なら、証拠を見せてくれよ」
(「しょうこって、なんのこと?」)
「証拠って、なんのこと?」
(「にんげんのおんなのこなら、そのくびをひっこめて、むこうへいってもらいたいね。)
「人間の女の子なら、その首をひっこめて、向こうへ行ってもらいたいね。
(わたしはこんどこそ、ぶじにたまごをかえしたいんだよ。これまでに、じゅういっかいたまごをうんで)
私は今度こそ、無事に卵をかえしたいんだよ。これまでに、十一回卵を産んで
(へびにぬすまれてしまったんだもの」)
へびに盗まれてしまったんだもの」
(ありすは、はとがかわいそうになってきました。)
アリスは、鳩がかわいそうになってきました。
(それに、ながすぎるくびにもうんざりしてきました。)
それに、長すぎる首にもうんざりしてきました。
(「やっぱり、くびはくびらしいながさがいいわ」ありすはくびをまげると)
「やっぱり、首は首らしい長さがいいわ」アリスは首を曲げると
(よくきをつけて、すこしずつきのこをかじりました。)
よく気をつけて、少しずつきのこをかじりました。
(なにもかもが、ふつうのおんなのこのおおきさになるように、みぎをかじっては)
なにもかもが、普通の女の子の大きさになるように、右をかじっては
(ひだりをかじって、やっともとのすがたをとりもどしました。)
左をかじって、やっと元の姿を取り戻しました。