第３８回　速度問題　２級

(しょうひしゃがものやさーびすをえらぶとき、)

消費者がモノやサービスを選ぶ時、

(しゃかいてきないぎやこうかをじゅうしするうごきがある。)

社会的な意義や効果を重視する動きがある。

(そのなかでも、みねらるうぉーたーをはんばいするきぎょうがおこなった、)

その中でも、ミネラルウォーターを販売する企業が行った、

(うりあげきんのいちぶをいどほりひようにきふするうんどうがゆうめいだ。)

売上金の一部を井戸掘り費用に寄付する運動が有名だ。

(このようなうんどうを、しゃかいてきせきにんしょうひ（ｓｒｃ）とよんでいる。)

このような運動を、社会的責任消費（SRC)と呼んでいる。

(ｓｒｃのもくてきは、こじんてきなこういであるしょうひを、)

SRCの目的は、個人的な行為である消費を、

(たようなひとびとのきょうぞんやかんきょうほごにやくだてることだ。)

多様な人々の共存や環境保護に役立てることだ。

(このうんどうは、しょうひしゃのにちじょうのかいものをつうじ、)

この運動は、消費者の日常の買い物を通じ、

(しぜんなかたちのしゃかいこうけんとしてひろがりをみせている。)

自然な形の社会貢献として広がりを見せている。

(そのきぼのおおきさにくらべて、さんかしやすいのがりてんである。)

その規模の大きさに比べて、参加しやすいのが利点である。

(ここでとくちょうてきなｓｒｃをしょうかいしたい。)

ここで特徴的なSRCを紹介したい。

(それは、とうびょうちゅうのいらくのこどもたちがえがいたえを、)

それは、闘病中のイラクの子供たちが描いた絵を、

(ばれんたいんでーのじきに、)

バレンタインデーの時期に、

(ちいさなほんにしてちょこれーとにそえてはんばいしたものだ。)

小さな本にしてチョコレートに添えて販売したものだ。

(１こあたり５００えんではんばいし、)

１個あたり５００円で販売し、

(このうち４００えんがこどもたちのいやくひんにあてられた。)

このうち４００円が子供たちの医薬品にあてられた。

(しょうひしゃにとってこれらのしょうひんのこうにゅうは、)

消費者にとってこれらの商品の購入は、

(たしゃとのこころのきずながふかまるもっともてがるなしゃかいこうけんである。)

他者との心の絆が深まる最も手軽な社会貢献である。

(うるがわだけでなくかうがわにおいても、)

売る側だけでなく買う側においても、

(しょうひんのしゃかいてきないぎやこうかがじゅうしされている。)

商品の社会的な意義や効果が重視されている。