蜘蛛の糸

順位 | 名前 | スコア | 称号 | 打鍵/秒 | 正誤率 | 時間(秒) | 打鍵数 | ミス | 問題 | 日付 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
1 | ことり | 7242 | カンダタ | 7.7 | 93.4% | 161.4 | 1257 | 88 | 24 | 2025/05/05 |
2 | @ | 6282 | S | 6.6 | 95.0% | 189.9 | 1259 | 66 | 24 | 2025/05/05 |
3 | まごぱんだ | 5848 | A+ | 5.9 | 99.0% | 209.8 | 1239 | 12 | 24 | 2025/05/04 |
4 | y | 4959 | B | 5.1 | 97.2% | 244.8 | 1250 | 36 | 24 | 2025/06/30 |
5 | Yao | 3264 | D | 3.6 | 91.1% | 344.0 | 1243 | 120 | 24 | 2025/05/15 |
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問題文
(あるひのことでございます。)
ある日の事でございます。
(おしゃかさまはごくらくのはすいけのふちを、)
御釈迦様は極楽の蓮池のふちを、
(ひとりでぶらぶらおあるきになっていらっしゃいました。)
独りでぶらぶら御歩きになっていらっしゃいました。
(いけのなかにさいているはすのはなは、みんなたまのようにまっしろで、)
池の中に咲いている蓮の花は、みんな玉のようにまっ白で、
(そのまんなかにあるきんいろのずいからは、)
そのまん中にある金色の蕊からは、
(なんともいえないよいにおいが、たえまなくあたりへあふれております。)
何とも云えない好い匂が、絶間なくあたりへ溢れて居ります。
(ごくらくはちょうどあさなのでございましょう。)
極楽は丁度朝なのでございましょう。
(やがておしゃかさまはそのいけのふちにおたたずみになって、)
やがて御釈迦様はその池のふちに御佇みになって、
(みずのおもてをおおっているはすのはのあいだから、ふとしたのようすをごらんになりました。)
水の面を蔽っている蓮の葉の間から、ふと下の容子を御覧になりました。
(このごくらくのはすいけのしたは、ちょうどじごくのそこにあたっておりますから、)
この極楽の蓮池の下は、丁度地獄の底に当って居りますから、
(すいしょうのようなみずをすきとおして、さんずのかわやはりのやまのけしきが、)
水晶のような水を透き徹して、三途の河や針の山の景色が、
(ちょうどのぞきめがねをみるように、はっきりとみえるのでございます。)
丁度覗き眼鏡を見るように、はっきりと見えるのでございます。
(するとそのじごくのそこに、かんだたというおとこがひとり、)
するとその地獄の底に、カンダタと云う男が一人、
(ほかのざいにんといっしょにうごめいているすがたが、おめにとまりました。)
ほかの罪人と一しょに蠢めいている姿が、御眼に止まりました。
(このかんだたというおとこは、ひとをころしたりいえにひをつけたり、)
このカンダタと云う男は、人を殺したり家に火をつけたり、
(いろいろあくじをはたらいたおおどろぼうでございますが、)
いろいろ悪事を働いた大泥坊でございますが、
(それでもたったひとつ、よいことをいたしたおぼえがございます。)
それでもたった一つ、善い事を致した覚えがございます。
(ともうしますのは、あるときこのおとこがふかいはやしのなかをとおりますと、)
と申しますのは、ある時この男が深い林の中を通りますと、
(ちいさなくもがいっぴき、みちばたをはっていくのがみえました。)
小さな蜘蛛が一匹、路ばたを這って行くのが見えました。
(そこでかんだたはさっそくあしをあげて、ふみころそうといたしましたが、)
そこでカンダタは早速足を挙げて、踏み殺そうと致しましたが、
(「いや、いや、これもちいさいながら、いのちのあるものにちがいない。)
「いや、いや、これも小さいながら、命のあるものに違いない。
(そのいのちをむやみにとるということは、いくらなんでもかわいそうだ。」)
その命を無暗にとると云う事は、いくら何でも可哀そうだ。」
(と、こうきゅうにおもいかえして、)
と、こう急に思い返して、
(とうとうそのくもをころさずにたすけてやったからでございます。)
とうとうその蜘蛛を殺さずに助けてやったからでございます。