この記憶を抜ければ/堂村璃羽
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歌詞(問題文)
(あといくつよるをこえればいい)
あといくつ夜を越えればいい?
(あとなんほちをはいあるけばいい)
あと何歩地を這い歩けばいい?
(あといくらなみだをささげればいい)
あといくら涙を捧げればいい?
(あとなんどしにたいとおもえばいい)
あと何度死にたいと思えばいい?
(このひとごみをくぐりぬければ)
この人混みを潜り抜ければ
(きおくをおきざりにできるから)
記憶を置き去りにできるから
(あとすこしがまたいきをかさね)
あと少しがまた息を重ね
(しぜんがかんじょうをじょうかしてく)
自然が感情を浄化してく
(ちへいせんのむこうゆうひのしずむころ)
地平線の向こう夕日の沈むころ
(かぜにかみがなびくいきてるとかんじるこどう)
風に髪がなびく生きてると感じる鼓動
(とかいのけんそうがうそのようにしんでるろじょう)
都会の喧騒が嘘のように死んでる路上
(かこむみどりとひとりぼっちさびしいろぼう)
囲む緑と一人ぼっち寂しい路傍
(つらいときはおもいきりなけばいい)
辛いときは思いきり泣けばいい
(いらだつならばしぬきでさけべばいい)
苛立つならば死ぬ気で叫べばいい
(つかれたときはたちどまればいい)
疲れた時は立ち止まればいい
(にげたいときはとおくへにげればいい)
逃げたいときは遠くへ逃げればいい
(いずれわたしもきみもあいつもしんでしまうから)
いずれ私も君もあいつも死んでしまうから
(いずれなにもかもきおくはなくなってしまうから)
いずれ何もかも記憶はなくなってしまうから
(つくりのこしたおもいでのかたちがなくなれば)
作り残した思い出の形が無くなれば
(そこにいのちなんてあるはずはないから)
そこに命なんてあるはずはないから
(このきおくをぬければすこしはらくになれるのかな)
この記憶を抜ければ少しは楽になれるのかな
(しんださきがてんごくとかぎらないなら)
死んだ先が天国と限らないなら
(いまのわたしはどこへいけばいいの)
今の私はどこへ行けばいいの?
(なみだもいずれあめにかきけされ)
涙もいずれ雨にかき消され
(わかれもいずれのじかんがつれさる)
別れもいずれの時間が連れ去る
(ゆめにもあらわれることがないなら)
夢にも現れることがないなら
(なにをのこしてこのいのちをおえる)
何を残してこの命を終える?
(このきおくをぬければすこしはらくになるだろうか)
この記憶を抜ければ少しは楽になるだろうか
(このひとのむれにはつかれたから)
この人の群れには疲れたから
(すこしだけたびにでてみるんだ)
少しだけ旅に出てみるんだ
(かぜにゆられるしぜんのこえが)
風に揺られる自然の声が
(いきるべきこたえをみちびくから)
生きるべき答えを導くから
(むずかしくかんがえすぎていたんだ)
難しく考えすぎていたんだ
(なにもむずかしいことはないのに)
何も難しいことはないのに
(このきおくをぬければ)
この記憶を抜ければ