ピノッキオの冒険 4

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問題文
(なにもわるいことをしていないじぇぺっとじいさんが)
何も悪いことをしていないジェペット爺さんが
(けいさつへつれていかれるのをみたとき、 ぴのっきおはいったいどうしたでしょうか。)
警察へ連れて行かれるのを見た時、 ピノッキオは一体どうしたでしょうか。
(おまわりさんのあとをおいかけて)
お巡りさんの後を追いかけて
(「おまわりさん、おまわりさん。 さっきいったことは、みんなでたらめです。)
「お巡りさん、お巡りさん。 さっき言ったことは、みんなでたらめです。
(ぼくは、ぶたれもけられもしていません。)
僕は、ぶたれも蹴られもしていません。
(じぇぺっとじいさんは、ぼくをつくってくれた やさしいやさしい、おじいさんなのです」)
ジェペット爺さんは、僕を作ってくれた 優しい優しい、お爺さんなのです」
(と、ほんとうのことをはなしたでしょうか。)
と、本当のことを話したでしょうか。
(いいえ、じぇぺっとじいさんがつれていかれるのをみたぴのっきおは)
いいえ、ジェペット爺さんが連れて行かれるのを見たピノッキオは
(おおよろこびで、いえへかけもどってくると ゆかにぐったりとこしをおろして)
大喜びで、家へ駆け戻ってくると 床にぐったりと腰を下ろして
(まんぞくそうにためいきをつきました。)
満足そうにため息をつきました。
((ああ、すてき。これからはなんでもすきなことができるぞ))
(ああ、素敵。これからは何でも好きなことができるぞ)
(そうおもうと、ぴのっきおは うれしくてうれしくて、しかたがなかったのです。)
そう思うと、ピノッキオは 嬉しくて嬉しくて、仕方がなかったのです。
(そのとき、へやのどこかでくりくりくりっという へんなおとがしました。)
その時、部屋のどこかでクリクリクリっという 変な音がしました。
(ぴのっきおはおどろいて、おそるおそるへやのなかをみまわしました。)
ピノッキオは驚いて、おそるおそる部屋の中を見回しました。
(「だれだ、だれだ。 いま、へんなこえをだしたのは!」)
「だれだ、だれだ。 今、変な声を出したのは!」
(「わたしですよ。ほら、こっち、こっち」)
「私ですよ。ほら、こっち、こっち」
(みると、いっぴきのこおろぎが、 かべのうえからぴのっきおをみおろしていました。)
見ると、一匹のこおろぎが、 壁の上からピノッキオを見下ろしていました。
(「なあんだ、こおろぎか。)
「なあんだ、こおろぎか。
(どうしておまえ、ひとのいえにだまってはいってきたりするんだ」)
どうしてお前、人の家に黙って入ってきたりするんだ」
(「おやおや、これは、ごあいさつですね。)
「おやおや、これは、ごあいさつですね。
(わたしはこれでもう、ひゃくねんちかくもこのいえでくらしているんですよ」)
私はこれでもう、百年近くもこの家で暮らしているんですよ」
(「それがどうしたっていうんだ。)
「それがどうしたっていうんだ。
(いまではこのいえは、ぼくのものだぞ。 さっさとでていってもらいたいね」)
今ではこの家は、僕のものだぞ。 さっさと出て行ってもらいたいね」
(「ええ、ええ、 でてゆけとおっしゃるのならでてもいきましょう。)
「ええ、ええ、 出て行けとおっしゃるのなら出ても行きましょう。
(でもひとつだけ、きいてもらいたいことがあります」)
でも一つだけ、聞いてもらいたいことがあります」
(こおろぎは、しずかにはなしをつづけました。)
こおろぎは、静かに話を続けました。
(「ぴのっきおさん、わるいことはいいません。)
「ピノッキオさん、悪いことは言いません。
(けいさつのひとにほんとうのことをはなして、 じぇぺっとじいさんをたすけておあげなさい。)
警察の人に本当のことを話して、 ジェペット爺さんを助けておあげなさい。
(あのおじいさんは、あなたにとっては おとうさんとおなじではありませんか」)
あのお爺さんは、あなたにとっては お父さんと同じではありませんか」
(「やなこった。ぼくはどうせ、あしたのあさには このいえからにげだすんだ。)
「やなこった。僕はどうせ、明日の朝には この家から逃げ出すんだ。
(このままこのいえにいたら、がっこうへやらされて)
このままこの家にいたら、学校へやらされて
(べんきょうという、くだらないものをさせられるにきまっているさ。)
勉強という、くだらないものをさせられるに決まっているさ。
(ふん、だれががっこうへなんていってやるものか」)
ふん、誰が学校へなんて行ってやるものか」
(「おやおや、 それじゃ、あなたはべんきょうもしごともせずに)
「おやおや、 それじゃ、あなたは勉強も仕事もせずに
(ぶらぶらと、あそんでくらそうというつもりなんですね」)
ぶらぶらと、遊んで暮らそうというつもりなんですね」
(こおろぎは、なさけなさそうにためいきをつきました。)
こおろぎは、情けなさそうにため息をつきました。
(「ぴのっきお、ぴのっきお。 あなた、そんなことばかりいってると)
「ピノッキオ、ピノッキオ。 あなた、そんなことばかり言ってると
(いまにだれからもあいてにされなくなりますよ。)
今に誰からも相手にされなくなりますよ。
(ああ、じれったい。 やはりにんぎょうはにんぎょうだ。)
ああ、じれったい。 やはり人形は人形だ。
(きのあたましかもっていないと、そんなばかなことしか)
木の頭しか持っていないと、そんな馬鹿なことしか
(かんがえられないものなのかなあ」)
考えられないものなのかなあ」
(「なんだって? この、とんまこおろぎのまぬけこおろぎめ」)
「なんだって? この、とんまこおろぎの間抜けこおろぎめ」
(かんかんになったぴのっきおは、)
かんかんになったピノッキオは、
(そばにあったきづちをつかむと、かべにむかってなげつけました。)
そばにあった木槌をつかむと、壁に向かって投げつけました。
(こおろぎは、まっさかさまにゆかのうえへおちました。)
こおろぎは、真っ逆さまに床の上へ落ちました。
(あっとおもったときは、もうおそすぎました。)
あっと思った時は、もう遅すぎました。
(こおろぎは、ぺしゃんこにつぶされて)
こおろぎは、ぺしゃんこにつぶされて
(ゆかのうえで、ぴくりともうごかなくなっていたのです。)
床の上で、ぴくりとも動かなくなっていたのです。