木通を嗤ふ
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歌詞(問題文)
(のがしたうおのたけ、なげいてみれば)
逃した魚(うお)の丈、嘆いてみれば
(ゆれるみなもをのぞきこんでいた)
揺れる水面(みなも)を覗き込んでいた
(ながるこのはみてなにをおもうさあね)
流る木の葉見て何を想う さあね
(おしおはしょうしょうとざらめはわんさと)
御塩は少々と粗目(ざらめ)はわんさと
(ひとばん、つけおいてしみこませ)
一晩、漬け置いて滲み込ませ
(いっさいゆうじょうぞくすることもかなわず)
一切有情属することも叶わず
(ただ、ふてねしているだけ)
唯、不貞寝しているだけ
(それでもいいよ、いいよ)
それでも「いいよ、いいよ」
(わかっていますともことばたらず)
判っていますとも言葉足らず
(たんちょうなしらべいいよ、いいよ)
単調な調「いいよ、いいよ」
(ひょうじゅんをあわせ、ねらえども)
標準を合わせ、狙えども
(とどきそうもないばしょでも)
届きそうもない場所でも
(めくばせとおりゃんせあちらはこうさんね)
目配せ通りゃんせ彼方(あちら)は降参ね
(みつぎもないなんていいごみぶんね)
貢(みつぎ)もないなんて良い御身分ね
(ほとけもてんじんもいないみたい)
仏も天神もいないみたい
(かんにんせよ、はいすいはにちじょうよ)
堪忍せよ、背水は日常よ
(あわせかがみのなんばんめかにだれのおかおが)
合鏡の何番目かに誰のお顔が
(うつりましょうかここちわるさだけ)
映りましょうか心地悪さだけ
(おにびのごとくゆらり)
鬼火の如く・・・・・ゆらり
(もゆるはしっとしんむしばむはさいぎしん)
燃ゆるは嫉妬心蝕むは猜疑心(さいぎしん)
(はんぱなぐちなんじゃついえない)
半端な愚痴なんじゃ潰えない
(とにもかくにも、そとはこんせんじょうたい)
兎にも角にも、外は混戦状態
(うきよならおどるだけ)
浮世なら踊るだけ
(ただほそくつづくこのみちにいっすんの)
ただ細く続くこの道に一寸の
(ひさすことがなくなってでも)
日射すことがなくなってでも
(たよるべきことがないとおもうほど)
頼るべき事がないと思うほど
(ぐちょくでいられないけど)
「愚直」でいられないけど
(やみくものすえにうつしたこのはちゅうも)
闇雲の末に映したこの爬虫(はちゅう)も
(はめつのてびきもおわりのさしょうも)
破滅の手引きも終りの詐称も
(それなりにけりとばすために)
それなりに蹴り飛ばすために
(それでもいいよ、いいよ)
それでも「いいよ、いいよ」
(ぶざまないきざまをわらってくれる)
無様な生き様を嗤ってくれる
(ならほんもういいよ、いいよ)
なら本望「いいよ、いいよ」
(さんざんなおのがみこそが)
散々な己が身(おのがみ)こそが
(しじょうさいだいきゅうのなぞでも)
史上最大級の謎でも
(みわたせとおりゃんせこちらもこうさんね)
見渡せ通りゃんせ此方(こちら)も降参ね
(おかしもないなんてべつのはなしね)
お菓子もないなんて別の噺(はなし)ね
(うんもさいのうもないもよう)
運も才能もない模様
(かんべんしてよよるはまださわがしい)
勘弁してよ夜は未だ騒がしい
(ねこもしゃくしもおおばんぶるまい)
猫も杓子も大盤振舞
(こころももたないねほとけもてんじんも)
精神(こころ)も持たないね仏も天神も
(ないというのならばさぁつらつらつらねて)
ないと言うのならば さぁ倩(つらつら)連ねて
(ひたひたひたりてけろけろなくだけ)
ひたひた浸りて圭々(けろけろ)鳴くだけ