17歳の櫻井翔へ
櫻井翔さんが17歳の自分へ向けて書いた手紙
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問題文
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(17さいのさくらいしょうへ)
17歳の櫻井翔へ
(17さいのおれ。はじめまして。)
17歳の俺。初めまして。
(32さいのわたしです。)
32歳の私です。
(そこから15ねんがたち、”おれ”や”ぼく”ではなく)
そこから15年が経ち、”俺”や”僕”ではなく
(”わたし”をつかうようにもなりました。)
”私”を使うようにもなりました。
(そのようなきかいがふえるという、いがいなじょうきょうにみをおいています。)
その様な機会が増えるという、意外な状況に身を置いています。
(せびろをきないしごとにはらくくったつもりでしたが、)
背広を着ない仕事に腹くくったつもりでしたが、
(せびろをきるきかいにめぐまれているよ。)
背広を着る機会に恵まれているよ。
(ふしぎなものですね。)
不思議なものですね。
(1999ねん。)
1999年。
(あらしになるちょくぜん。)
嵐になる直前。
(きにいっていたどれっどを、ほどけといわれました。)
気に入っていたドレッドを、ほどけと言われました。
(ひっしにまもりぬいてきた、むちこくむけっせきがきゅうにかなわなくなりました。)
必死に守り抜いてきた、無遅刻無欠席が急に叶わなくなりました。
(”はぁ・・・。なんだこれ・・・。とんでもないことにまきこまれた。)
”はぁ…。なんだこれ…。とんでもないことに巻き込まれた。
(あきらめようとおもっていたのに。”)
諦めようと思っていたのに。”
(そうおもっていることとおもいます。)
そう思っていることと思います。
(いらついて、ぴりぴりしているとおもいます。)
イラついて、ピリピリしていると思います。
(でも。)
でも。
(そんな”「あなたのしゃかい」へのたてまえ”と”じぶんへのいいわけ”を)
そんな”【あなたの社会】への建前”と”自分への言い訳”を
(よろいにまとっているものの。)
鎧に纏っているものの。
など
(じぶんでそのみちをえらび、あるきはじめます。)
自分でその道を選び、歩き始めます。
(だれもせなかなんかおしちゃいないのに。)
誰も背中なんか押しちゃいないのに。
(けっきょくのところ、”ゆめ”だったつっーことかな。)
結局のところ、”夢”だったつっーことかな。
(ふあんだとはおもう。)
不安だとは思う。
(しかし。)
しかし。
(ふあんがどりょくをつきうごかす。)
不安が努力を突き動かす。
(どうかがんばってください。)
どうか頑張って下さい。
(「むりしないでね。」)
「無理しないでね。」
(ひとはいうかもしれません。)
人は言うかも知れません。
(しぬほどむりしてください。)
死ぬほど無理して下さい。
(べつにしにゃしないから。)
別に死にゃしないから。
(こっちもいまだに、”これでほんとうによかったのか”わかってはいません。)
こっちも未だに、”これで本当に良かったのか”分かってはいません。
(でもまあ・・・”わるくないかな”ってところまではこられたよ。)
でもまあ…”悪くないかな”ってところまでは来られたよ。
(こられるよ。)
来られるよ。
(じんせいこれいっぽうつうこう。)
人生是一方通行。
(どうか。)
どうか。
(ただまえだけを。)
ただ前だけを。
(むりしないように。)
無理しないように。
(2014ねん1がつさくらいしょう)
2014年1月 櫻井翔