ピノッキオの冒険 30

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問題文
(こどもたちは、みちをはしりつづけてかいがんにつきました。)
子供たちは、道を走り続けて海岸につきました。
(ぴのっきおは、うみのうえをながめまわしました。)
ピノッキオは、海の上を眺めまわしました。
(でも、さめのすがたなどどこにもみえません。)
でも、サメの姿などどこにも見えません。
(「なんだい、さめなんかいないじゃないか」)
「なんだい、サメなんかいないじゃないか」
(「どうしたんだろう。いままでそのへんをおよいでいたんだけどなあ」)
「どうしたんだろう。今までそのへんを泳いでいたんだけどなあ」
(ひとりのこがとぼけたかおでくびをひねりました。)
ひとりの子がとぼけた顔で首をひねりました。
(「ごはんでもたべにいったんじゃないのかい」)
「ごはんでも食べに行ったんじゃないのかい」
(「それとも、どこかへにげていったのかもしれないぜ。)
「それとも、どこかへ逃げて行ったのかもしれないぜ。
(あやつりこぞうのかおなんか、みたくないって」こどもたちはどっとわらいだしました。)
操り小僧の顔なんか、見たくないって」子供たちはどっと笑いだしました。
(「そうか、きみたち、ぼくのことをだましたんだな」)
「そうか、君たち、僕のことをだましたんだな」
(ぴのっきおは、みんなをにらみつけました。)
ピノッキオは、みんなをにらみつけました。
(「おい、いってみろ。どういうわけでぼくのことをだましたりしたんだ」)
「おい、言ってみろ。どういう訳で僕のことをだましたりしたんだ」
(「おまえにがっこうをなまけさせるためさ」)
「おまえに学校をなまけさせるためさ」
(「なんだって?」)
「なんだって?」
(「おまえのようなべんきょうずきがいると、ほかのせいとがめいわくすらあ。)
「おまえのような勉強好きがいると、他の生徒が迷惑すらあ。
(だからがっこうをずるやすみさせて、せんせいからこっぴどくしかられるように)
だから学校をずる休みさせて、先生からこっぴどく叱られるように
(してやったんだ。わかったか、このてんとりむしのあやつりにんぎょうめ」)
してやったんだ。わかったか、この点取り虫の操り人形め」
(「なあんだ、そんなことだったのか。でもそれならいったい)
「なあんだ、そんなことだったのか。でもそれなら一体
(どうすればいいっていうんだい?」)
どうすればいいって言うんだい?」
(「よし、わからないのならおしえてやる」)
「よし、わからないのなら教えてやる」
(こどもたちのひとりがおおいばりで、ぴのっきおにゆびをつきつけました。)
子供たちの一人が大威張りで、ピノッキオに指を突きつけました。
(「まずはじめに、きょうかぎり、べんきょうずきをやめること。)
「まず初めに、今日限り、勉強好きをやめること。
(つぎに、できるだけわるいことをして、せんせいからきらわれるようにすること。)
次に、できるだけ悪いことをして、先生から嫌われるようにすること。
(さいごに、がっこうはなるべくなまけるようにすること。)
最後に、学校はなるべく怠けるようにすること。
(これだけをきちんとまもれば、なかまにいれてやってもいい。)
これだけをきちんと守れば、仲間に入れてやってもいい。
(どうだ、もうてんとりむしはやめるとちかうか」)
どうだ、もう点取り虫はやめると誓うか」
(「いやだね」「なんだと!」)
「いやだね」「なんだと!」
(「いやだっていったのさ。ぼくにはがっこうをなまけるきなんかまるでないんだ。)
「いやだって言ったのさ。僕には学校を怠ける気なんかまるでないんだ。
(これからだって、ずっとずっとまじめにべんきょうをつづけていくつもりだよ」)
これからだって、ずっとずっと真面目に勉強を続けていくつもりだよ」
(「ちぇっ、こいつなまいきいいやがって」)
「ちぇっ、こいつ生意気言いやがって」
(ひとりのこがいきなりてをふりあげて、ぴのっきおのあたまに)
ひとりの子がいきなり手を振り上げて、ピノッキオの頭に
(ぽかりとげんこつをくらわせました。)
ポカリとげんこつを食らわせました。
(ぴのっきおもまちかまえていたように、あいてのあたまをなぐりかえしました。)
ピノッキオも待ち構えていたように、相手の頭を殴り返しました。
(たちまち、もうれつななぐりあいがはじまりました。)
たちまち、猛烈な殴り合いが始まりました。
(ぴのっきおはすこしもひるまずに、てでぶんなぐり、あしでけとばし)
ピノッキオは少しもひるまずに、手でぶん殴り、足で蹴とばし
(それでもまにあわないとみると、こっちのこのおなかにずつきをくらわし)
それでも間に合わないとみると、こっちの子のお腹に頭突きをくらわし
(むこうのこのうでにがぶりとかみつき、もうめちゃくちゃなおおあばれ。)
向こうの子の腕にがぶりと噛みつき、もうめちゃくちゃな大暴れ。
(あばれんぼうぞろいのしちにんぐみも、じりじりとあとへさがっていきました。)
暴れん坊ぞろいの七人組も、じりじりと後へさがっていきました。
(「おい、いしだいしだ。いしをなげよう」)
「おい、石だ石だ。石を投げよう」
(「そうだそうだ、いしをなげろ、いしをなげろ」)
「そうだそうだ、石を投げろ、石を投げろ」
(でもあたりはいちめんのすなはまで、いしなどひとつもおちてはいません。)
でも辺りは一面の砂浜で、石など一つも落ちてはいません。
(こまったみんなは、かばんのなかからきょうかしょをとりだすと)
困ったみんなは、かばんの中から教科書を取り出すと
(ぴのっきおめがけて、ばらばらとなげつけはじめました。)
ピノッキオ目がけて、ばらばらと投げつけ始めました。
(「なんだい、こんなもの」)
「なんだい、こんなもの」
(ぴのっきおはひょいひょいとほんをよけます。)
ピノッキオはひょいひょいと本をよけます。
(おかげで、こどもたちのなげつけるきょうかしょは、いっさつのこらずうみへとびこんで)
おかげで、子供たちの投げつける教科書は、一冊残らず海へ飛び込んで
(まっさおなみずのなかを、ぶくぶくとしずんでいってしまいました。)
真っ青な水の中を、ブクブクと沈んでいってしまいました。