ピノッキオの冒険 37

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問題文
(それからしばらくたったあるひ、ぴのっきおががっこうからもどってきてみると)
それからしばらくたったある日、ピノッキオが学校から戻ってきてみると
(いえに、おいわいのあつまりのしたくができあがっていました。)
家に、お祝いの集まりのしたくができあがっていました。
(「せんにょさま、きょうはだれかのたんじょうびだったんですか?)
「仙女さま、今日は誰かの誕生日だったんですか?
(ぼく、ちっともきがつかなかったけど」)
僕、ちっとも気がつかなかったけど」
(「いいえ、これはあなたのためによういしたものなの。)
「いいえ、これはあなたのために用意したものなの。
(ぴのっきお、あなたはきょう、いよいよにんげんのこどもになれるのよ」)
ピノッキオ、あなたは今日、いよいよ人間の子供になれるのよ」
(「えっ、ほんと?」)
「えっ、ほんと?」
(ぴのっきおはとびあがりました。)
ピノッキオは飛びあがりました。
(「うれしいなあ、うれしいなあ。ぼく、みんなのところへしらせにいってきても)
「うれしいなあ、うれしいなあ。僕、みんなの所へ知らせに行ってきても
(いいですか?きょう、おいわいのあつまりがあるっていうことを」)
いいですか?今日、お祝いの集まりがあるっていうことを」
(「ええ、いいですとも、でも、よくきをつけるのよ。)
「ええ、いいですとも、でも、よく気をつけるのよ。
(こんどこそは、みちくさをくったり、だれかにさそわれて)
今度こそは、道草をくったり、誰かに誘われて
(どこかへいってしまったりしないようにね」)
どこかへ行ってしまったりしないようにね」
(「だいじょうぶ、きょうこそは、もうどこへもよりみちをしたりはしません。)
「大丈夫、今日こそは、もうどこへも寄り道をしたりはしません。
(じゃ、いちじかんくらいでもどってきますからね」)
じゃ、一時間くらいで戻ってきますからね」
(ぴのっきおはおおよろこびでそとへとびだすと、がっこうのなかまのいえをつぎつぎにたずねては)
ピノッキオは大喜びで外へ飛び出すと、学校の仲間の家を次々に訪ねては、
(ぜひともおいわいのあつまりにきてくれるようにと、たのんでまわりました。)
ぜひともお祝いの集まりに来てくれるようにと、頼んで回りました。
(みんなはもちろん、よろこんでしょうちをしました。)
みんなはもちろん、喜んで承知をしました。
(さいごにぴのっきおは、がっこうでいちばんなかよしの「がりがりぼうや」のいえへむかいました)
最後にピノッキオは、学校で一番仲良しの『ガリガリ坊や』の家へ向かいました
(そのこはほんとうのなまえをろめおといいましたが、)
その子は本当の名前をロメオといいましたが、
(からだががりがりにやせていたために、みんなからは)
体がガリガリにやせていたために、みんなからは
(そういうあだなでよばれていたのです。)
そういうあだ名で呼ばれていたのです。
(「ろめおくーん、ろめおくーん」)
「ロメオくーん、ロメオくーん」
(がりがりぼうやのいえへついたぴのっきおは、なんどもなまえをよびました。)
ガリガリ坊やの家へ着いたピノッキオは、何度も名前を呼びました。
(でも、なんのへんじもありません。)
でも、何の返事もありません。
(しばらくさがしまわっているうちに、ぴのっきおはうらにわのへいにもたれて)
しばらく探し回っているうちに、ピノッキオは裏庭の塀にもたれて
(ぼんやりとかんがえごとをしているがりがりぼうやをみつけました。)
ぼんやりと考え事をしているガリガリ坊やを見つけました。
(でもろめおは、べつにむずかしいことをかんがえていたわけではありません。)
でもロメオは、別に難しいことを考えていたわけではありません。
(がりがりぼうやのろめおくんは、がっこうでもひょうばんのなまけもので、)
ガリガリ坊やのロメオ君は、学校でも評判の怠け者で、
(こんなぐあいにぼんやりとしているのが、いちばんすきなのです。)
こんな具合にぼんやりとしているのが、一番好きなのです。
(「やあ、がりがりくん。きみ、こんなところにいたのか。さがすのにひとくろうしたよ」)
「やあ、ガリガリ君。君、こんな所にいたのか。探すのに一苦労したよ」
(ぴのっきおはかけよってたずねました。)
ピノッキオは駆け寄って尋ねました。
(「なにかようかい?」がりがりぼうやが、ぼんやりとこたえました。)
「何か用かい?」ガリガリ坊やが、ぼんやりと答えました。
(「よろこんでくれよ。ぼく、きょういよいよほんとうのにんげんのこどもになれることになったんだ)
「喜んでくれよ。僕、今日いよいよ本当の人間の子供になれることになったんだ
(「ふーん、それはよかったねえ。おめでとう」)
「ふーん、それはよかったねえ。おめでとう」
(「それでね、こんばん、ぼくのいえでおいわいのあつまりがあるんだ。)
「それでね、今晩、僕の家でお祝いの集まりがあるんだ。
(きみにもぜひ、きてもらおうとおもってさ」)
君にもぜひ、来てもらおうと思ってさ」
(がりがりぼうやはくびをふりました。)
ガリガリ坊やは首を振りました。
(「だめだよ。ざんねんだけどぼくはいけそうもないや」)
「だめだよ。残念だけど僕は行けそうもないや」
(「どうして?なにかだいじなようじでもあるのかい?」)
「どうして?何か大事な用事でもあるのかい?」
(「ようじというわけでもないんだけどね。もうしばらくすると、)
「用事という訳でもないんだけどね。もうしばらくすると、
(ここへばしゃがむかえにくることになっているのさ。)
ここへ馬車が迎えに来ることになっているのさ。
(ぼく、そのばしゃにのってとおくのくにへいってしまおうとおもっているんだ」)
僕、その馬車に乗って遠くの国へ行ってしまおうと思っているんだ」
(「へえ」ぴのっきおはめをまるくしました。)
「へえ」ピノッキオは目を丸くしました。
(「とおくのくにへねえ。それはいったいどんなくになんだい?」)
「遠くの国へねえ。それは一体どんな国なんだい?」
(「それがさ、もうなんていっていいのかわからないくらいすてきなところなんだぜ」)
「それがさ、もう何て言っていいのかわからないくらい素敵な所なんだぜ」