ピノッキオの冒険 47
| 順位 | 名前 | スコア | 称号 | 打鍵/秒 | 正誤率 | 時間(秒) | 打鍵数 | ミス | 問題 | 日付 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 1 | やまちゃん | 4886 | B | 4.9 | 98.1% | 455.7 | 2269 | 42 | 47 | 2025/10/12 |
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問題文
(それが、ぽっかりとあいたさめのくちからさしこんでくるつきのひかりだときがついたとき)
それが、ぽっかりとあいたサメの口から差し込んでくる月の光だと気がついた時
(ぴのっきおとじぇぺっとじいさんは、どんなによろこんだことでしょう。)
ピノッキオとジェペット爺さんは、どんなに喜んだことでしょう。
(じつをいうと、このさめははながわるいせいで、ねむっているあいだ)
実を言うと、このサメは鼻が悪いせいで、眠っている間
(くちをあけっぱなしにしているくせがあったのです。)
口をあけっぱなしにしている癖があったのです。
(そうとはしらないぴのっきおとじぇぺっとじいさんは、とにかくおおよろこびで)
そうとは知らないピノッキオとジェペット爺さんは、とにかく大喜びで
(さめのくちのそとへ、こっそりとにげだそうとしました。)
サメの口の外へ、こっそりと逃げ出そうとしました。
(そのとき、じぇぺっとじいさんがうっかりさめのはにつまづいて)
その時、ジェペット爺さんがうっかりサメの歯につまづいて
(かちんとおとをたててしまいました。)
カチンと音をたててしまいました。
(さめはむにゃむにゃといいながら、おそろしいいきおいではぎしりをはじめました。)
サメはむにゃむにゃと言いながら、恐ろしい勢いで歯ぎしりを始めました。
(「あっ、あぶない」もうすこしではのあいだにはさまれそうになった)
「あっ、あぶない」もう少しで歯の間に挟まれそうになった
(ぴのっきおとじぇぺっとじいさんは、あわててくちのおくへにげもどると)
ピノッキオとジェペット爺さんは、慌てて口の奥へ逃げ戻ると
(がたがたとふるえながらようすをみまもりました。)
がたがたと震えながら様子を見守りました。
(でもしばらくすると、さめはまたくちをぽっかりとあけて)
でもしばらくすると、サメはまた口をぽっかりと開けて
(きもちよさそうにねむりこんでしまいました。)
気持ちよさそうに眠り込んでしまいました。
(「さあ、いまだ」ぴのっきおとじぇぺっとじいさんは、ぬきあしさしあしで)
「さあ、いまだ」ピノッキオとジェペット爺さんは、抜き足差し足で
(はのあいだをくぐりぬけると、つきのひかりにてらされたうみのうえを)
歯の間をくぐりぬけると、月の光に照らされた海の上を
(しずかにしずかにおよぎはじめました。)
静かに静かに泳ぎ始めました。
(まもなく、さめのすがたもはるかかなたになりました。)
間もなく、サメの姿もはるか彼方になりました。
(「おじいさん、もうだいじょうぶですよ。きしへむかっていそぎましょう」)
「お爺さん、もう大丈夫ですよ。岸へ向かって急ぎましょう」
(「ようし、ひとつきょうそうといくかな」)
「ようし、ひとつ競争といくかな」
(でもじぇぺっとじいさんは、みるみるおくれはじめました。)
でもジェペット爺さんは、みるみる遅れはじめました。
(ながいあいだ、さめのおなかのなかでくらしていたおかげでからだがすっかりよわっていたのです)
長い間、サメのお腹の中で暮らしていたおかげで体がすっかり弱っていたのです
(「ぴのっきお、おまえひとりでさきにいくがいい。わしはもうちからがつづかんようじゃ)
「ピノッキオ、おまえひとりで先に行くがいい。わしはもう力が続かんようじゃ
(「おじいさん、ぼくのせなかへおのりなさい。いいですか、おちないように)
「お爺さん、僕の背中へお乗りなさい。いいですか、落ちないように
(しっかり、つかまっていてくださいよ」)
しっかり、つかまっていてくださいよ」
(ぴのっきおはじぇぺっとじいさんをせなかにのせると)
ピノッキオはジェペット爺さんを背中に乗せると
(ありったけのちからをふりしぼっておよぎはじめました。)
ありったけの力を振り絞って泳ぎ始めました。
(でもぴのっきおも、しだいにつかれてきました。)
でもピノッキオも、次第に疲れてきました。
(てもあしもおもくなって、いまにもきがとおくなりそうです。)
手も足も重くなって、今にも気が遠くなりそうです。
(「ああ、だめだ、もうこれいじょうおよげない」)
「ああ、だめだ、もうこれ以上泳げない」
(ぴのっきおはじぇぺっとじいさんをせおったまま)
ピノッキオはジェペット爺さんを背負ったまま
(ぶくぶくとみずのなかへしずみかけました。)
ブクブクと水の中へ沈みかけました。
(そのときぴのっきおのめのまえに、いっぴきのさかながひょいっとかおをだしました。)
その時ピノッキオの目の前に、一匹の魚がひょいっと顔を出しました。
(「やあ、きみはさっきのまぐろくんじゃないか。)
「やあ、君はさっきのマグロくんじゃないか。
(きみ、さめのおなかのなかでとけてしまったんじゃないのかい?」)
君、サメのお腹の中で溶けてしまったんじゃないのかい?」
(「いえいえ、あなたたちのあとについて、ぶじにさめのくちから)
「いえいえ、あなたたちの後について、無事にサメの口から
(にげだすことができたんです。さあさあ、おふたりとも、わたしのせなかへ)
にげだすことができたんです。さあさあ、お二人とも、私の背中へ
(おのりください。いのちをたすけていただいたおれいに、きしまでおくってさしあげましょう)
お乗りください。命を助けていただいたお礼に、岸まで送ってさしあげましょう
(ぴのっきおとじぇぺっとじいさんは、よろこんでまぐろのせなかにまたがりました。)
ピノッキオとジェペット爺さんは、喜んでマグロの背中にまたがりました。
(まぐろは、すばらしいはやさでうみをすすみつづけて、)
マグロは、素晴らしい速さで海を進み続けて、
(つぎのあさ、かいがんへおよぎつきました。)
次の朝、海岸へ泳ぎ着きました。
(「やあ、ついたついた、まぐろくん、ほんとにごくろうさん」)
「やあ、着いた着いた、マグロ君、ほんとにご苦労さん」
(はまべへおりたぴのっきおとじぇぺっとじいさんは、)
浜辺へ降りたピノッキオとジェペット爺さんは、
(おおよろこびで、まぐろにおれいをいおうとしました。)
大喜びで、マグロにお礼を言おうとしました。
(でも、もうまぐろのすがたはどこにもみえませんでした。)
でも、もうマグロの姿は何処にも見えませんでした。
(はずかしがりやのまぐろは、ふたりをおろすとすぐに)
恥ずかしがり屋のマグロは、二人を下ろすとすぐに
(どこかへおよいでいってしまったのです。)
どこかへ泳いで行ってしまったのです。