嘘と朝日

(あとなんかいやればきがすむのそのまちがい)

あと何回やれば気が済むの　その間違い

(あさひののぼりかけたへやのなかしろいかおしてさ)

朝日の昇りかけた部屋の中　白い顔してさ

(さぁきょうはいったいなんようびやるべきことはなに)

さぁ今日は一体何曜日　やるべき事は何

(たいくつそうにひびはまわってゆくきづけばすぐそこに)

退屈そうに日々は廻ってゆく　気付けばすぐそこに

(わらってほしくてついたうそわるぎはない)

笑って欲しくてついた嘘　悪気はない

(それがまわりまわってついにいまおそってきやがった)

それが回り廻ってついに今　襲ってきやがった

(さぁなにをにくんですごすんだいじぶんかせかいか)

さぁ何を憎んで過ごすんだい　自分か世界か

(もうどちらでもおなじこととげはささってしまった)

もうどちらでも同じ事　棘は刺さってしまった

(つたえたいことがあったような)

伝えたい事があったような

(とてもだいじなことのような)

とても大事な事のような

(そんなときばかりおれたちはことばをまちがえる)

そんな時ばかり俺達は　言葉を間違える

(まがってねじれてひねりつぶして)

曲がってねじれて　ひねり潰して

(かたちなどもうわからないまま)

形などもう　分からないまま

(いびつなゆめをそれでもだきかかえて)

歪な夢をそれでも　抱き抱えて

(ほらきょうもまたよがあけてゆく)

ほら今日もまた　夜が明けてゆく

(ねぇなにもしなけりゃきっともうきずつくこともない)

ねぇ何もしなけりゃきっともう　傷付く事も無い

(いつもなにかのかげにかくれててきとうにわらってさ)

いつも何かの影に隠れて　適当に笑ってさ

(あぁいやなやつなのはわかってるだけどじかんもよゆうもない)

あぁ嫌な奴なのは分かってる　だけど時間も余裕も無い

(そんなにかわれというならおれにゆきちをよこせよ)

そんなに変われと言うなら俺に諭吉をよこせよ

(なにかわすれているような)

何か忘れているような

(とてもだいじなことのような)

とても大事な事のような

(ほかにだれもいないなら)

他に誰も居ないなら

(それすらわからない)

それすら解らない

(つながっていたいとねがうのは)

繋がっていたいと願うのは

(はなれたらもうとどかないから)

離れたらもう　届かないから

(それでもとどいてくれなんてかってなことを)

それでも届いてくれなんて　勝手な事を

(ほらきょうもまたかんがえてる)

ほら今日もまた　考えてる

(つながっていたいとねがうのは)

繋がっていたいと願うのは

(まちがいでもここにいるから)

間違いでも　ここに居るから

(まがってねじれてひねりつぶして)

曲がってねじれて　ひねり潰して

(かたちなどもうわからないまま)

形などもう　分からないまま

(いびつなゆめをそれでもだきかかえて)

歪な夢をそれでも　抱き抱えて

(ほらきょうもまたよがあけてゆく)

ほら今日もまた　夜が明けてゆく