ダークルーム / Dios

(うすらさむいくらがりで)

薄ら寒い暗がりで

(あなたとふたりちのめぐるおとだけ)

あなたとふたり　血のめぐる音　だけ

(ことばでどこまでもとんでいけるような)

言葉で　どこまでも飛んでいけるような

(そんなばんのうかんとしょうそうのぶれんど)

そんな　万能感と焦燥のブレンド

(けんおくりかえすなみににたじかんを)

嫌悪　繰りかえす波に似た時間を

(かぞえるいみはみあたらないね)

数える意味は見当たらないね

(ぼくらつばさをおりあっていまさ)

ぼくら翼を折りあって今さ

(しんじあえたきがしてたんだ)

信じあえた気がしてたんだ

(こたえをだせばもうもどれないから)

答えを出せば　もう戻れないから

(ひざをかかえてここにいようよ)

膝を抱えて　ここにいようよ

(だーくるーむだーくるーむ)

ダークルーム　ダークルーム

(ぷろぶれむぼくらはここで)

プロブレム　ぼくらはここで

(みたされてるはずだったなのに)

満たされてるはずだった　なのに

(ひかりもしげきもなくしたこのへやで)

光も刺激も無くしたこの部屋で

(きずつかずにいれば)

傷つかずにいれば

(よろこべなくてもよかったのに)

喜べなくてもよかったのに

(うつくしいけどちいさなはりが)

美しいけど小さな針が

(むすうにはえているせかいに)

無数に生えている　世界に

(あなたをほうりだすなんてできないよ)

あなたを　放り出すなんて出来ないよ

(そうだあざやかないたみへととんだげんそう)

そうだ　鮮やかな痛みへと飛んだ　幻想

(みらいなんててばなしていいよ)

未来なんて手放していいよ

(かいだんのうえであざわらっていよう)

階段のうえで　嘲笑っていよう

(ぼくらのひとみはまっかにそまっている)

ぼくらの瞳は真っ赤に染まっている

(あけがたのそらこがれてないよ)

明け方の空　焦がれてないよ

(たがいのくつをふみあってるだけ)

互いの靴を踏みあってるだけ

(みないふりしてまえをむこうよ)

見ないふりして　前を向こうよ

(だーくるーむだーくるーむ)

ダークルーム　ダークルーム

(ぷろぶれむぼくらはここで)

プロブレム　ぼくらはここで

(みたされてるはずだったなのに)

満たされてるはずだった　なのに

(ひかりもしげきもなくしたこのへやで)

光も刺激も無くしたこの部屋で

(きずつかずにいれば)

傷つかずにいれば

(よろこべなくてもよかった)

喜べなくてもよかった

(しにたくならないために)

死にたくならないために

(とんじゃえばいいんだってきづいた)

飛んじゃえばいいんだって気づいた

(あるひきみのめは)

ある日　君の目は

(まっくろにかがやいてた)

まっくろに輝いてた

(ひとりきりのへやにひかりがさしてしまったようだ)

ひとりきりの部屋に光が差してしまったようだ

(それじゃあぼくはいくね)

それじゃあ　僕は行くね

(ばいばい)

バイバイ