久遠の罪
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歌詞(問題文)
(ゆうなぎてのひらこぼれおちた)
夕凪掌零れ落ちた
(あまのながれにかぎかけべにをそっとたらすように)
天の流れに鍵かけ紅をそっと垂らすように
(すぎてはさりゆくきおくそんこんのなげきを)
過ぎては去りゆく記憶尊痕の嘆きを
(はぐくむつぼみにらくるいくずすもの)
育む蕾に落涙崩す者
(おいてはしたがうこのみち、だれにもわからずに)
老いては従う子の道、誰にもわからずに
(とおくすてたゆめ、もたずばんりのしたてらす)
遠く捨てた夢、持たず万里の下照らす
(みだりにもとめず、うつしたらしんには)
妄りに求めず、映した裸身には
(しずかにわきたぎるおのれのびよくを)
静かに沸き滾る己の美欲を
(ゆるしをこいましたもくしひしつづけたことを)
赦しを乞いました 黙り秘し続けたことを
(ゆるしをこいましたせきとめることできなくて)
赦しを乞いました 堰き止めることできなくて
(ゆるしをこいましたかけがえのないほうぎょくに)
赦しを乞いました かけがえのない宝玉に
(なしたすがたいみすろうろうなげくきみ)
成した姿意味す 明明嘆く君
(ほうすうつぼみからさいたまんげのかがみだき)
鳳雛蕾から咲いた万華の鏡抱き
(みにふるふのさちよごとゆうきゅうのことわり)
身に振る負の幸 世ごと悠久の理
(かじつのかおりかなせつなのはりをのむ)
果実の香りかな 刹那の針を飲む
(はなちたゆみのやはかいびゃくたらんと)
放ちた弓の矢は開闢たらんと
(ゆるしてくれますかびちゅうほほえみくれたこと)
赦してくれますか 美柱微笑みくれたこと
(ゆるしてくれますかよみでなくあしわらながしみを)
赦してくれますか 黄泉でなく葦原流し身を
(ゆるしてくれますかきっととくつみかえります)
赦してくれますか きっと徳積み帰ります
(なにもわからずにきこのこわれわすれ)
何もわからずに騎虎の子我忘れ
(ゆうなぎてのひらこぼれおちたどうかどうかこのるけい)
夕凪掌零れ落ちた どうかどうかこの流刑
(ひあいくれるがごとくはかり)
悲哀暮れるが如く計り
(ゆうなぎてのひらすべてつみをむに)
夕凪掌 全て罪を無に
(くいあらためることなどしょうしせんのまんのおくに)
悔い改めることなど笑止千の万の億に
(いくせんかさねるひとえかなかぐやはここにありにけり)
幾千重ねる単かな 香具哉はここにありにけり