vip?

(はいたいきさえひょうてんかまどそとでよぶさびたたいよう)

吐いた息さえ氷点下 窓外で呼ぶ錆びた太陽

(おきあがれそうにもないかい？やれることならぼくがしておくから )

起き上がれそうにもないかい？やれることなら僕がしておくから

(みゃくはくたいおんきあつそんなはなしでもないのでしょう)

脈拍 体温 気圧そんな話でもないのでしょう

(ついたうそさえひょうてんかのどもとでかたまってとけないと)

吐いた嘘さえ氷点下 喉元で固まって溶けないと

(どこへいこうにもやっかいむかえにいけるばしょならいくけど)

どこへ行こうにも厄介 迎えに行ける場所ならいくけど

(ひとばんねればすぎるようなあらしでもないのでしょう)

一晩寝れば過ぎるような嵐でもないのでしょう

(どうしようもなくだめなひは)

どうしようもなくダメな日は

(ふたりでいっしょにだめになろうか)

二人で一緒にだめになろうか

(なにひとつやくにたたないぼくをとなりにいさせてくれよ)

何一つ役に立たない僕を隣にいさせてくれよ

(せかいがいつもよりずるくてちょっといじわるなよるは)

世界がいつもよりズルくてちょっといじわるな夜は

(おおくはないこうふくにあかりともしてあたたまるんだよ)

多くはない幸福に 灯りともして暖まるんだよ

(みえなくなりがちなそのめのためのぼくなんでしょう)

見えなくなりがちなその目のための僕なんでしょう

(どうしようもなくだめなひはふたりでどこまでおちてゆこうか)

どうしようもなくダメな日は ふたりでどこまで堕ちてゆこうか

(ながれぼしにはほどとおいぼくのせなかでねむったっていいよ)

流れ星には程遠い 僕の背中で眠ったっていいよ

(さめたくなくなるゆめをあげようさめたいゆめからはつれだしてあげるよ)

醒めたくなくなる夢をあげよう 醒めたい夢からは連れ出してあげるよ

(ぼくがみるあくむのうらがわまできみはみなくてもいいんだよ)

僕が見る悪夢の裏側まで 君は見なくてもいいんだよ

(どうしようもなくだめなひがいつかぼくにもふりおちてきたときは)

どうしようもなくダメな日が いつか僕にも降り落ちてきた時は

(なにひとつしてくれなくていい)

何ひとつしてくれなくていい

(ぼくはただきみのためだけのぼくだよ)

僕はただ君のためだけの僕だよ

(どうしようもなくだめなひはふたりでいっしょにだめになろうか)

どうしようもなくダメな日は ふたりで一緒にダメになろうか

(なにひとつやくにたたないぼくをとなりにいさせてくれよ)

何一つ役に立たない 僕を隣にいさせてくれよ