小説 無題

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投稿者投稿者のうさんいいね0お気に入り登録1
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小説第4弾です!
無題。

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問題文

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(ともだちからおくられてきためーるはむだいだった。)

友達から送られてきたメールは無題だった。

(いつもならかならずだいめいをつけてくれるはずだ。)

いつもなら必ず題名をつけてくれるはずだ。

(おれはだいだけでめーるをはんだんし、)

俺は題だけでメールを判断し、

(ともだちにまっかになったてで「どうして」というだいのめーるをおくった。)

友達に真っ赤になった手で「どうして」という題のメールを送った。

(するとすぐにへんじはかえってきた。)

するとすぐに返事は帰ってきた。

(これまたむだいであった。)

これまた無題であった。

(おれはじぶんのかいためーるをもういちどみなおした。)

俺は自分の書いたメールをもう一度見直した。

(「どうしてどうしてきみはめーるをおくれるの?しんでいるはずなのに」)

「どうして どうして君はメールを送れるの?死んでいるはずなのに」

(そしておれはともだちからきためーるをよんだ。)

そして俺は友達から来たメールを読んだ。

(「むだいけいさつだ。ころしたのはおまえか?」)

「無題 警察だ。殺したのはお前か?」

(おれはてきにしおをおくったとおもいちからなくわらった。)

俺は敵に塩を送ったと思い力なく笑った。

(ぴーんぽーん。もうだれがきたかはわかった。)

ピーンポーン。もう誰が来たかはわかった。

(おれはちだらけのてで、どあをあけた。)

俺は血だらけの手で、ドアを開けた。

(そしてそのあとにはっせられたことばをやっぱりとおもいききながした。)

そしてその後に発せられた言葉をやっぱりと思い聞き流した。

(「けいさつだ。おまえをさつじんのようぎでたいほする」)

「警察だ。お前を殺人の容疑で逮捕する」

(そのときまためーるがきた。)

その時またメールが来た。

(さしだしにんはともだち。そしてむだい。)

差出人は友達。そして無題。

(「むだいどうしてぼくをころしたの?」)

「無題 どうして僕を殺したの?」

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