宮沢賢治 「永訣の朝」後半

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投稿者投稿者かんぜんさんいいね3お気に入り登録
プレイ回数486難易度(3.7) 60秒 長文
有名な詩のタイピングです
個人的に好きな詩をタイピングゲームとして作っていきます。よろしければやってみて下さい。今回は宮沢賢治の「永訣の朝」後半です。声に出してそらんじてみるのもいいかもしれません。
朗読されてる方の動画を載せておきます。
https://youtu.be/PPOIlB8P6UM

作ったタイピングゲームの一覧はこちらです。
https://typing.twi1.me/profile/userId/113751

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問題文

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(わたくしはそのうへにあぶなくたち)

わたくしはそのうへにあぶなくたち

(ゆきとみずとのまつしろなにさうけいをたもち)

雪と水とのまつしろな二相系にさうけいをたもち

(すきとほるつめたいしずくにみちた)

すきとほるつめたい雫にみちた

(このつややかなまつのえだから)

このつややかな松のえだから

(わたくしのやさしいいもうとの)

わたくしのやさしいいもうとの

(さいごのたべものをもらつていかう)

さいごのたべものをもらつていかう

(わたしたちがいつしよにそだつてきたあひだ)

わたしたちがいつしよにそだつてきたあひだ

(みなれたちやわんのこのあいのもやうにも)

みなれたちやわんのこの藍のもやうにも

(もうけふおまへはわかれてしまふ)

もうけふおまへはわかれてしまふ

((oraoradeshitoriegumo))

(ORA ORADE SHITORI EGUMO)

(ほんたうにけふおまへはわかれてしまふ)

ほんたうにけふおまへはわかれてしまふ

(あああのとざされたびょうしつの)

あああのとざされた病室の

(くらいびやうぶやかやのなかに)

くらいびやうぶやかやのなかに

(やさしくあをじろくもえている)

やさしくあをじろく燃えてゐる

(わたくしのけなげないもうとよ)

わたくしのけなげないもうとよ

(このゆきはどこをえらばうにも)

この雪はどこをえらばうにも

(あんまりどこもまつしろなのだ)

あんまりどこもまつしろなのだ

(あんなおそろしいみだれたそらから)

あんなおそろしいみだれたそらから

(このうつくしいゆきがきたのだ)

このうつくしい雪がきたのだ

((うまれでくるたて)

(うまれでくるたて

など

(こんどはこたにわりやのごとばかりで)

こんどはこたにわりやのごとばかりで

(くるしまなあよにうまれてくる))

くるしまなあよにうまれてくる)

(おまへがたべるこのふたわんのゆきに)

おまへがたべるこのふたわんのゆきに

(わたくしはいまこころからいのる)

わたくしはいまこころからいのる

(どうかこれがてんじょうのあいすくりーむになつて)

どうかこれが天上のアイスクリームになつて

(おまへとみんなとにきよいしりょうをもたらすやうに)

おまへとみんなとに聖い資糧をもたらすやうに

(わたくしのすべてのさいはひをかけてねがふ)

わたくしのすべてのさいはひをかけてねがふ

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