Neira

(はいてすてたかこをしょうかしても)

吐いて捨てた過去を昇華しても

(まいごがまいごをさがすじょうたいさ)

迷子が迷子を探す状態さ

(みちてるからこそあいをねがって)

満ちてるからこそ愛を願って

(いきすぎたしあわせはとどかないとしる)

行き過ぎた幸せは届かないと知る

(せいをはやめてく)

生を速めてく

(ひとがながれてく)

人が流れてく

(さいずちがいのみらいははきなれず)

サイズ違いの未来は履き慣れず

(けいをはやめるに)

刑を早めるに

(いたらずにおちる)

至らずに堕ちる

(ねつをかいだ)

熱を嗅いだ

(ねいらきみのてをひいてこくうのすいせいにいきをのむ)

Neira 君の手を引いて 虚空の彗星に息を呑む

(だいちをけりとばしてまたおいつくゆめをみる)

大地を蹴り飛ばして また追い付く夢を観る

(さいてやぶくあめいせんそうも)

裂いて破く蛙鳴蝉噪も

(かりものみたくみえちまうしまつさ)

借り物みたく見えちまう始末さ

(いつでもとどくきょりにあるなまえを)

いつでも届く距離にある名前を

(さけぶひがおとずれてしまうことが)

叫ぶ日が訪れてしまうことが

(こわかった)

怖かった

(ああぼくはいきをすってきどったるいせんにひをつける)

ああ 僕は息を吸って 気取った涙腺に 火をつける

(あいずをふりかかげいまきみにあいにいこう)

合図を振り掲げ今 君に逢いに行こう

(くぎをささずにむねのまえにつきつけてくれた)

釘を刺さずに胸の前に突き付けてくれた

(あのひのきみのいたみがみらいをかえたよ)

あの日の君の痛みが 未来を変えたよ

(ふるえるこえできしむりょうのあしで)

震える声で 軋む両の足で

(むかえにきたよ)

迎えに来たよ

(ねいらぼくはてをふってくらんだすいせいのひかりをめがけ)

Neira 僕は手を振って 眩んだ彗星の光を目掛け

(あいずをおくろうとまだあのせにおいつけない)

合図を送ろうと未だ あの背に追い付けない

(ねいらぼくはていえんをぬけきどったすいせいへてをのばす)

Neira 僕は庭園を抜け 気取った彗星へ手を伸ばす

(だいちをけりとばしてまたきみにあいにいく)

大地を蹴り飛ばして また君に逢いに行く