街路樹

(ふみつぶされたあきかんのまえでたちつくしていた)

踏み潰された空缶の前で　立ちつくしていた

(おれは４じかんもちかてつのかぜにふきあげられてた)

俺は4時間も地下鉄の風に　吹き上げられてた

(ゆうべみたゆめのつづきをみていた)

昨夜見た夢の　続きを見ていた

(あまえるのがへたなやさしさににたろっくんろーる)

甘えるのが下手な　優しさに似たRock'n Roll

(だれひとりだきしめられずうたってる)

誰ひとり抱きしめられず　歌ってる

(おーこたえておくれよこれはあいなのか)

Oh　答えておくれよ　これは愛なのか

(おーうんめいのいたずらとなけるかな)

Oh　運命のいたずらと泣けるかな

(べつべつのこたえがおなじにみえただけ)

別々の答えが　同じに見えただけ

(おーあやまちもただしさもさばかれる)

Oh　過ちも正しさも裁かれる

(あしおとにふりそそぐこころもよう)

足音に降りそそぐ心もよう

(つかまえてがいろじゅたちのうたを)

つかまえて　街路樹たちの歌を

(さいごまであいささやいている)

最後まで愛ささやいている

(かべのうえふたりかげならべて)

壁の上　二人影ならべて

(ずいぶんふたりのなかもしれたころだった)

随分二人の仲も知れた頃だった

(おまえはどあをけりあけてまいにちとたずねた)

おまえはドアを蹴り開けて　毎日と訪ねた

(かんがえちゃだめさこたえてごらんよ)

考えちゃだめさ　答えてごらんよ

(まちかどのかみくずのうえいえすとのーをかさねた)

街角の紙くずの上　YESとNOを重ねた

(つまれたたいやのうえでむちゅうになった)

積まれたタイヤの上で夢中になった

(おーきこえているならこたえておくれ)

Oh　聞こえているなら　答えておくれ

(おーそのいみははげしくふりつづく)

Oh　その意味は激しく降り続く

(こころいつわれずにおもいだすことさえも)

心偽れずに　思い出すことさえも

(やがてぼくのこころをあらうだろう)

やがて僕の心を　洗うだろう

(あしおとにふりそそぐこころもよう)

足音に降りそそぐ心もよう

(つかまえてがいろじゅたちのうたを)

つかまえて　街路樹たちの歌を

(みえるだろふりそそぐあめたちは)

見えるだろ　降りそそぐ雨たちは

(ずぶぬれでゆめだきしめているきみさ)

ずぶ濡れで夢抱きしめている君さ

(あしおとにふりそそぐこころもよう)

足音に降りそそぐ心もよう

(つかまえてがいろじゅたちのうたを)

つかまえて　街路樹たちの歌を

(さいごまであいささやいている)

最後まで愛ささやいている

(かべのうえふたりかげならべて)

壁の上　二人影ならべて