トルケスタニカ

(てがみがぼくにとどいた)

手紙が僕に届いた

(よくみるもじとなまえで)

よく見る文字と名前で

(かくごはいつもしてたはずだったけど．．．)

覚悟はいつもしてた はずだったけど...

(いままでにさみたことない)

今までにさ 見た事無い

(えがおをみせるきみに)

笑顔を見せる君に

(ついにいえなかったことばが)

遂に言えなかった言葉が

(ぼくをしめつけた)

僕を締め付けた

(せめてとおいばしょできみが)

せめて遠い場所で君が

(ひとりでなかないように)

一人で泣かない様に

(せいじゃくをつつみこむうたをうたうよ)

静寂を包み込む歌を歌うよ

(ふたつならんだすぴーかーのむこうでさ)

二つ並んだ スピーカーの向こうでさ

(どうかほほえんで)

どうか微笑んで

(いまごろきみはとおくで)

今頃君は遠くで

(しあわせなかおをしている)

幸せな顔をしている

(そんなそうぞうばかりをふくらますんだ)

そんな想像ばかりを 膨らますんだ

(あのときにさつのるおもい)

あの時にさ 募る思い

(きみにうちあけたら．．．)

君に打ち明けたら...

(そんなこうかいもきえるほどの)

そんな後悔も消える程の

(あいをねがいます)

愛を願います

(きみのしあわせのかたちがはてまでつづくように)

君の幸せの形が果てまで続く様に

(まちじゅうにひびくようなうたをうたうよ)

街中に響く様な歌を歌うよ

(ふたつそろいのゆびわをかさねてどうかほほえんで)

二つ揃いの 指輪を重ねて どうか微笑んで

(あのひのてがみのへんじ．．．)

あの日の手紙の返事...

(けっせきにしるしをつけて)

欠席に印を付けて

(しろいとるけすたにかと)

白いトルケスタニカと

(いっしょにおくったよね)

一緒に送ったよね

(きみのじゅんぱくのいしょうにあわせたいろのはなは)

君の純白の衣装に合わせた色の花は

(「しつれん」のいみをもつぼくのおもいで)

｢失恋｣の意味を持つ僕の思い出

(せめてきれいとわらってほしいから)

せめて綺麗と笑って欲しいから

(さいごにきみの)

最後に君の

(しあわせのかたちがはてまでつづくように)

幸せの形が果てまで続く様に

(まちじゅうにひびくようなうたをうたうよ)

街中に響く様な歌を歌うよ

(ふたつならんだすぴーかーのむこうでさ)

二つ並んだ スピーカーの向こうでさ

(どうかほほえんで)

どうか微笑んで