命の続き

(はなすことなんてなにもない)

「話すことなんて何もない」

(きょうもきのうもそのまえのひもいいことなんてなにもなかった)

「今日も昨日もその前の日もいいことなんて何もなかった

(ものごころついたときからずっとしんそこたのしいことってあったのかなあ)

物心ついた時からずっと心底楽しいことってあったのかなあ

(さいごにわらったのはいつだったかぜんぜんおぼえてなよ)

最後に笑ったのはいつだったか　全然…覚えてなよ

(だからいつのひからかいきることにまったくきょうみがなくなってしまった)

「だから、いつの日からか生きることに全く興味がなくなってしまった

(いつしんだっていいやいやむしろはやくしにたくなった)

いつ死んだっていいや　いや、むしろ早く死にたくなった」

(しぬことはなにもこわくないだってもともとなにもないむになるってことだろう)

「死ぬことは何も怖くないだって元々何もない“無“になるってことだろう？」

(らららららららららららららららららららららららららららひとりごとさ)

ららららららららららららららららららららららららららら　独り言さ

(それでもいまもこうしていきてるってことはただかわがせきとめられずに)

「それでも今もこうして生きてるってことはただ川が堰き止められずに

(ながれてるだけできっかけがなかっただけだっておもう)

流れてるだけできっかけがなかっただけだって思う」

(こころがこわれてしまうようなできごとがあれば)

「心が壊れてしまうような出来事があれば

(ぼくはこきゅうすることすらめんどうになっていただろう)

僕は呼吸することすら面倒になっていただろう」

(そんなにがんばってどうするのなにをのりこえようとするの)

そんなに頑張ってどうするの？何を乗り越えようとするの？

(そんなものほうりだしちゃえばらくになるじんせい)

そんなもの放り出しちゃえば楽になる人生

(そのつづきそのつづきねえつづきをおしえてよ)

その続き　その続き　ねえ続きを教えてよ

(あしたになったらなにがまってるたのしいことかなしいこと)

「明日になったら何が待ってる？楽しいこと？悲しいこと？」

(そのつづきねえつづきがあるんでしょう)

その続き　ねえ続きがあるんでしょう？

(こんなにむりしていきるってことは)

「こんなに無理して生きるってことは

(きっとしあわせになれるってことですか)

きっとしあわせになれるってことですか？」

(そのつづきそのつづきそれはどんなせかいなの)

その続き　その続き　それはどんな世界なの？

(あとすこしだけもうすこしだけいきてみようとおもうってことはそういうことか)

「あと少しだけ　もう少しだけ生きてみようと思うってことはそういうことか」

(つぎのぺーじめくるためにひとはだれもゆめみるんだいのちのつづき)

次のページめくるために　人は誰も夢見るんだ　命の続き

(あしたはあしたはあしたはどんなどんなどんないちにちなのかな)

「明日は　明日は　明日は　どんな　どんな　どんな一日なのかな」

(よるのそらにぽっかりまんまるなつきまんげつやがてかけてかたちかわるもの)

夜の空に（ぽっかり）まんまるな月（満月）やがて欠けて形変わるもの

(じぶんじしんすこしずつせいちょうしかわってることきづいていない)

自分自身少しずつ成長し変わってること　気づいていない

(なにもみえないくらやみにいたみときぼう)

何も見えない　暗闇に　痛みと希望

(これからどういきればいいどこにむかっていけばいい)

これからどう生きればいい？どこに向かっていけばいい？

(どうしたってなにをしたってじかんがたてば)

どうしたって何をしたって時間が経てば

(まだとちゅうまだとちゅうまだとちゅうぼくはなにもできてない)

まだ途中　まだ途中　まだ途中　僕は何もできてない

(だからまいにちおもいなやんでみぎへいったりひだりへいったり)

「だから毎日思い悩んで　右へ行ったり左へ行ったり…」

(まだとちゅうなにのとちゅうなんだろう)

まだ途中　何の途中なんだろう？

(いまもってるものをすてたっていいけどつぎにてにはいれたいなにかとはなんだ)

「今持ってるものを捨てたっていいけど　次に手に入れたい何かとは何だ？」

(まだとちゅうまだとちゅうなにかやらなきゃいけない)

まだ途中　まだ途中　何かやらなきゃいけない

(もっといきたいもっといきたいいきるりゆうがぼくはほしいいんだ)

「もっと生きたい　もっと行きたい　生きる理由が僕は欲しいいんだ」

(そしてぼくはきづいたんだそのこたえをしりたいから)

そして僕は気づいたんだ　その答えを知りたいから

(あしたはあしたはあしたはきっとなにかがあるんだ)

「明日は、明日は、明日はきっと何かがあるんだ」

(それだけをきたいしながらひとはいきてく)

それだけを期待しながら　人は生きてく

(なぜいきているのかってあしたのなればわかるよ)

「なぜ生きているのかって？明日のなればわかるよ…」