僕が持ってるものなら

(ぼくがもってるものならわけてあげられるけど)

僕が持ってるものなら分けてあげられるけど

(なぜかきみがもとめてるものだけもってないんだ)

何故か君が求めてるものだけ持ってないんだ

(みちのうえにたおれていたきみのことをたすけたかった)

道の上に倒れていた君のことを助けたかった

(どんなさだめにながされてどこをさまよってきたのか)

どんな定めに流されてどこを彷徨ってきたのか

(ぼくのめをじっとみておおきくくびをよこにふりちゅうをにらみつけなみだがふいにあふれだす)

僕の目をじっと見て大きく首を横に振り　宙をにらみつけ涙がふいに溢れ出す

(ぼくがもってるものならぜんぶあげたっていい)

僕が持ってるものなら全部あげたっていい

(それできみがなきやんでほほえんでくれればいい)

それで君が泣き止んで微笑んでくれればいい

(ぼくがもってるものならたったひとつのものでも)

僕が持ってるものならたった一つのものでも

(このよにうまれたいのちのいみとこうかんしよう)

この世に生まれた命の意味と交換しよう

(どこであめにうたれたのかどこでかぜにふかれてたのか)

どこで雨に打たれたのかどこで風に吹かれてたのか

(やねさえないさむいばしょでだれをうらんでいたのか)

屋根さえない寒い場所で誰を恨んでいたのか

(ひとはみなびょうどうだとかみさまからきかされたって)

人は皆平等だと神様から聞かされたって

(ぜつぼうばかりしてゆめはみないってちかったんだ)

絶望ばかりして夢は見ないって誓ったんだ

(ぼくがもってるものならぜんぶあげたっていい)

僕が持ってるものなら全部あげたっていい

(それできみがなきやんでほほえんでくれればいい)

それで君が泣き止んで　微笑んでくれればいい

(ぼくがもってるものならたったひとつのものでも)

僕が持ってるものなら　たった一つのものでも

(このよにうまれたいのちのいみとこうかんしよう)

この世に生まれた命の意味と交換しよう

(なにをすればひととしてむねをはっていきられるのか)

何をすれば人として　胸を張って生きられるのか

(なんどもといかけてるやさしさなんてぎぜんだろう)

何度も問いかけてる　優しさなんて偽善だろう

(ぼくはなにをもっていてなにをもっていないのか)

僕は何を持っていて　何を持っていないのか

(それがあたりまえだったしあわせなんかいらない)

それが当たり前だった　幸せなんかいらない

(ぼくはなにをもっていてなにをうしなったのだろう)

僕は何を持っていて　何を失ったのだろう

(きみになにかをあたえられるならあいしかない)

君に何かを与えられるなら愛しかない

(ぼくがもってるものならわけてあげられるけど)

僕が持ってるものなら分けてあげられるけど

(なぜかきみがもとめてるものだけもってないんだ)

なぜか君が求めてるものだけ持ってないんだ