怖い話 繋がった

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プレイ回数7532難易度(4.2) 3029打 長文 かな
怖い話です!
以来、人以外の「何か」を見た時にも、必要以上に興味を持ったり怖がったりはしないように、押さえるようになりました。
順位 名前 スコア 称号 打鍵/秒 正誤率 時間(秒) 打鍵数 ミス 問題 日付
1 ぴらの 4806 B 5.2 92.7% 577.8 3011 234 42 2024/12/08
2 みゆき 3404 D 3.5 95.9% 852.5 3031 129 42 2024/12/09

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問題文

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(わたしががくせいだったころのはなしです ゆうじんがひとりぐらしをすることになりました)

私が学生だった頃の話です。友人が一人暮らしをすることになりました

(ひっこしのてつだいをしそのままとまりがけでのみかいをしようということになり)

引越しの手伝いをしそのまま泊りがけで飲み会をしようということになり

(さっそくてつだいにいきました にっちゅうはひっこしのかたづけをてつだい)

早速手伝いに行きました。日中は引越しの片づけを手伝い

(よるになってのみかいがはじまりました べつにこわいはなしをしていたわけではありません)

夜になって飲み会が始まりました。別に怖い話をしていた訳ではありません

(しかしはなしをしながらわたしはあることにきがつきました このいえはふるいもくぞうあぱーと)

しかし話をしながら私はあることに気が付きました。この家は古い木造アパート

(だけあってへやのでんとうがけいこうとうではなくでんきゅうでした)

だけあって部屋の電灯が蛍光灯ではなく電球でした

(そのためへやにはいんえいがありはなしているわたしたちのすがたもかべにぼんやりとかげが)

そのため部屋には陰影があり話している私たちの姿も壁にぼんやりと影が

(うかんでいます そのかげがおおいのです かげのいちはわたしたちのあいだにあり)

浮かんでいます。その影が多いのです。影の位置は私たちの間にあり

(まるでいっしょにはなしをきいているようでした こんなかげのいるいえにこしてきたゆうじんが)

まるで一緒に話を聞いているようでした。こんな影の居る家に越してきた友人が

(きがかりでしたがむだにこわがらせるのもわるいきがして)

気がかりでしたが無駄に怖がらせるのも悪い気がして

(よくじつなにもこのことははなすことなくきたくしました そのひのよる)

翌日何もこの事は話すことなく帰宅しました。その日の夜

(このことがきがかりだったせいなのかゆめをみましたばめんはゆうじんのいえ)

この事が気がかりだったせいなのか夢を見ました。場面は友人の家

(じこくはよなか さくやとおなじじょうきょうででんきゅうのあかりのしたゆうじんたちとはなしをしているじぶん)

時刻は夜中。昨夜と同じ状況で電球の明かりの下友人達と話をしている自分

(そしてしせんのさきにはさくやとおなじようにひとつおおいかべのかげ わたしがゆめのなかのかげを)

そして視線の先には昨夜と同じように一つ多い壁の影。私が夢の中の影を

(じっとみているとそのうちゆっくりとさゆうにゆれはじめました まるでわたしに)

じっと見ているとそのうちゆっくりと左右に揺れ始めました。まるで私に

(みられていることにきがつきちょうはつするようなうごきです かげからはあくいがかんじられ)

見られている事に気が付き挑発するような動きです。影からは悪意が感じられ

(わたしはこうかいしていました あのかげのそんざいにきづかなければよかったと)

私は後悔していました。あの影の存在に気付かなければ良かったと

(ふとまわりをみまわすとゆうじんたちはいつのまにかおらずこのへやにはわたしとかげだけが)

ふと周りを見回すと友人達はいつの間にかおらずこの部屋には私と影だけが

(のこっていました かげはさいしょはひとのかたちをたもっていたのですがゆれているうちに)

残っていました。影は最初は人の形を保っていたのですが揺れているうちに

(よつんばいになっていきます なにかどうぶつのしねんのしゅうごうたいのようにわたしにはかんじ)

四つん這いになっていきます。なにか動物の思念の集合体のように私には感じ

など

(それもじゃねんをもったしゅうごうたい わたしはにげみちをさがしうしろにさがってゆきます)

それも邪念を持った集合体。私は逃げ道を探し後ろに下がってゆきます

(くるなくるなくるなくるな こころのなかでいのるようにつぶやきながらうしろにさがるわたし)

来るな。来るな。来るな。来るな心の中で祈るように呟きながら後ろに下がる私

(かげはゆれながらかべからはなれりったいとなってわたしにちかづいてきます あともうすこしで)

影は揺れながら壁から離れ立体となって私に近付いてきます。後もう少しで

(もうだめだとおもったしゅんかんわたしのはいごのくうかんがきゅうにひろがりました へきめんがきえ)

もう駄目だと思った瞬間私の背後の空間が急に広がりました。壁面が消え

(そのかわりわたしのいえのじぶんのへやがあらわれたのです じぶんのへやのまどがあるめんが)

その代り私の家の自分の部屋が現れたのです。自分の部屋の窓がある面が

(そのままゆうじんのへやのへきめんにかわったのでした これでにげられる)

そのまま友人の部屋の壁面に替わったのでした。これで逃げられる

(そうおもったわたしはいそいでまどからじぶんのへやへとはいりこみがらすまどをしめました)

そう思った私は急いで窓から自分の部屋へと入り込みガラス窓を閉めました

(わたしがじぶんのへやににげたことをかげにしられたくなかったのです しかし)

私が自分の部屋に逃げたことを影に知られたくなかったのです。しかし

(かげとめがあったようなきがしました しまったつながってしまった)

影と目があったような気がしました。しまった繋がってしまった

(つながったとおもったしゅんかんわたしはいっきにかくせいしました いっきにげんじつのせかいに)

「繋がった」と思った瞬間私は一気に覚醒しました。一気に現実の世界に

(もどったのです めがさめたとたんわたしのみみにがらすまどをたたくおとがきこえました)

戻ったのです。目が覚めた途端私の耳にガラス窓を叩く音が聞こえました

(こんこんこんこんこんあきらかにきそくてきなのっくのおと からだはかなしばりにあい)

コンコンコンコンコン明らかに規則的なノックの音。体は金縛りに合い

(うごけません つながったのはゆうじんとわたしのへや わたしはきょうふのあまりしっしんしたようで)

動けません。繋がったのは友人と私の部屋。私は恐怖のあまり失神したようで

(つぎにきがついたときにはあさになっていました がしばらくのあいだよるになるとかなしばりに)

次に気がついた時には朝になっていました。がしばらくの間夜になると金縛りに

(あってまどをたたくおとがきこえるというげんしょうはつづきました)

あって窓を叩く音が聞こえるという現象は続きました

(そのごですがけっきょくかげはまどをあけてわたしのへやにはいってくるまでのことは)

その後ですが結局影は窓を開けて私の部屋に入ってくるまでのことは

(できなかったようでしばらくするとあきらめたのかこのげんしょうはおわりました)

出来なかったようでしばらくすると諦めたのかこの現象は終わりました

(ともだちにはそれとなくようすをきいてみたところ)

友達にはそれと無く様子を聞いてみたところ

(ともだちは うんなにかいるようでときどきかってにでんきがついたりとびらがあいたりするよ)

友達は「うん。何か居るようで時々勝手に電気がついたり扉が開いたりするよ

(でもきにしないからべつにへいきとあっさりとかえされてしまいました)

でも気にしないから別に平気」とあっさりと返されてしまいました

(きにしなければただのかげやぽるたーがいすとていどですんでいたものを)

気にしなければただの影やポルターガイスト程度で済んでいたものを

(ひつよういじょうにいしきしすぎてわたしのいえにまでよびよせてしまった ということでしょう)

必要以上に意識しすぎて私の家にまで呼び寄せてしまった。ということでしょう

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