虹

(とじたかさのさきっぽでくもりぞらなぞったあーち)

閉じた傘の先っぽで 曇り空なぞったアーチ

(このくすんだせかいにだれかすてきないろをたしてくれないか？)

このくすんだ世界に 誰か素敵な色を足してくれないか?

(あめあがりのまちにとびかうきぼうのりゅうしを)

雨上がりの街に 飛び交う 希望の粒子を

(すいこんだはるのひざしがあつめたなないろのいおん)

吸い込んだ 春の日差しが集めた 七色のイオン

(もうすぐきみはたびだちのときそのこころしめつける)

もうすぐ君は 旅立ちの時 その心 締め付ける

(ふあんやまよいをほどくひかりのようなことばぼくはみつけられるのかな)

不安や迷いを解く 光のような言葉 僕は 見つけられるのかな?

(とおければとおいほどあざやかなにじのいろ)

遠ければ遠いほど 鮮やかな虹の色

(こころのはてにえがいたゆめはいまもゆめのまま)

心の果てに 描いた夢は 今も 夢のまま

(ちかづけばちかづくほどみえなくなってゆくけれど)

近づけば近づくほど 見えなくなってゆくけれど

(きえたんじゃないひかりのなかにきみはいまつつまれているから)

消えたんじゃない 光の中に 君は 今 包まれているから

(さんしょくのくれよんでなんだってえがけたのに)

3色のクレヨンで 何だって描けたのに

(ひゃくしょくのえのぐめのまえにひしゃたいがきまらない)

100色の絵の具 目の前に 被写体が決まらない

(このひとみがわすれたいろさがしておくじょうでひとりながめるそらに)

この瞳が忘れた色 探して 屋上で一人眺める空に

(あいよりもっとふかいゆめよりつよいいろをぼくらみつけられるのかな)

愛よりもっと深い 夢より強い 色を 僕等 見つけられるのかな?

(とおくまでとどくのはかなしみこえためろでぃー)

遠くまで届くのは 悲しみ越えたメロディー

(ひとみとじればこころのどあとどあでつながってる)

瞳 閉じれば 心のドアとドアで 繋がってる

(いつまでもわすれないよろこびみちあふれたひび)

いつまでも忘れない 喜び満ち溢れた日々

(きえたんじゃないきおくのなかにきみとのおもいでならべいきてる)

消えたんじゃない 記憶の中に 君との想い出並べ 生きてる

(とおければとおいほどあざやかなにじのいろ)

遠ければ遠いほど 鮮やかな虹の色

(こころのはてにえがいたゆめはいまもあのにじのようにつかめぬまま)

心の果てに 描いた夢は 今も あの虹のように掴めぬまま

(ちかづけばちかづくほどみえなくなってゆくけれど)

近づけば近づくほど 見えなくなってゆくけれど

(きえたんじゃないひかりのなかにきみはいまつつまれているから)

消えたんじゃない 光の中に 君は 今 包まれているから

(ただひとすじのねがいがむげんのおもいをのせて)

ただ一筋の願いが 無限の想いを乗せて

(とうめいなにじをかけてる)

透明な 虹をかけてる