【言の葉の庭】「靴職人」タイピング

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問題文
(くつしょくにん?)
靴職人?
(げんじつにはないことはわかってるから、)
現実にはないことは分かってるから、
(ただふつうのかたちをかんがえたりつくったりすることがすきなんです。)
ただ普通の形を考えたり作ったりすることが好きなんです。
(もちろんまだ、ぜんぜんへたくそだけど、あたりまえですけど。)
もちろんまだ、全然下手くそだけど、当たり前ですけど。
(それでも、できることならそれをしごとにしたい。)
それでも、できることならそれを仕事にしたい。
(そう、だれかにいったのははじめて。)
そう、誰かに言ったのは初めて。
(よる、ねむるまえ、あさ、めをあくしゅんかん、きづけば、あめをいのっている。)
夜、眠る前、朝、目を開く瞬間、気づけば、雨を祈っている。
(はれのひには、じぶんがひどくこどもじみたばしょにいるようなきがして、ただあせる。)
晴れの日には、自分がひどく子供じみた場所にいるような気がして、ただ焦る。
(しごととかしゃかいとか、あのひとがふだんいるのであろうせかいはおれにはとてもとおい。)
仕事とか社会とか、あの人が普段いるのであろう世界は俺にはとても遠い。
(まるで、せかいのひみつそのものみたいに、かのじょはみえる。)
まるで、世界の秘密そのものみたいに、彼女は見える。
(はっきりとわかっていることはふたつだけ)
はっきりと分かっていることは二つだけ
(あのひとにとって、15のおれはきっと、ただのがきだということ。)
あの人にとって、じゅうごの俺はきっと、ただのガキだということ。
(そして、くつをつくることだけが、)
そして、靴を作ることだけが、
(おれをちがうばしょにつれていってくれるはずだと、いうこと。)
俺を違う場所に連れて行ってくれるはずだと、言うこと。