万華鏡

(はなはさいていますかきみはどこにいますかつきがよくみえるよるにおもいだすすがた)

花は咲いていますか　君は何処にいますか　月がよく見える夜に懐い出す姿

(かぜはふいていますかあめはふっていますかかさはぼくでないちがうだれかのてのなか)

風は吹いていますか　雨は降っていますか　傘は僕でない違う誰かの手の中

(きらきらひかるこのきおくのかけらきょうきょうめぐるこのはこのなか)

煌々輝(ひか)る　この記憶の破片　鏡々巡る　この筒箱(はこ)の中

(つきよのれんげそういくせんのそうなみだでみるせかいはまんげきょう)

月夜の蓮華草　幾千の奏　泪で見る世界は万華鏡

(せいてんもようあんてんもようはかなくきらめくかけら)

青天模様　闇天模様　儚く煌めく破片

(こころはりんねそういくせんのそうすきといわれたひびはしんきろう)

感情(こころ)は輪廻　そう幾千の想　「好き」と云われた日々は蜃気楼

(ただこんのちょうそうてんのほうひらひらとまたとぶからわすれゆくきみのかけら)

ただ紺の蝶　蒼天の方　平々とまた飛ぶから　忘れ逝く君の破片

(はなはさいていますかきみはなにしてますかほしがよくみえるよるにおもいだすすがた)

華は咲いていますか　君は何してますか　星がよく見える夜に懐い出す姿

(ゆめはもっていますかあいはもっていますかきみはぼくでないちがうだれかのうでのなか)

夢は持っていますか　愛は持っていますか　君は僕でない違う誰かの腕の中

(こうこうひかるこのほしぞらのしたせんげんばんくことばかわした)

煌々輝(ひか)るこの星空の下　千言万句言葉交わした

(ひとみはほんねそうただしんのそうあのひみせたなみだはまんげきょう)

瞳は本音　そうただ真の想　あの日見せた泪は万華鏡

(せいてんもようあんてんもようおもいではそらのかなた)

星天模様　闇天模様　想い出は宇宙(そら)の彼方

(くるりくるりかわりゆくはなひかりのさすばしょへときはなつああ)

くるりくるり変わりゆく華　光の射す場所へ解き放つ　嗚呼…

(こころはりんねそういくせんのそうたがいがみるせかいはまんげきょう)

感情(こころ)は輪廻　そう幾千の想　互いが見る世界は万華鏡

(せいてんもようあんてんもようときはうつりかわるから)

青天模様　闇天模様　時は移り変わるから

(きみにはれんげそういくせんのこうすきといわれたひびはしんきろう)

君には蓮華草　幾千の幸　「好き」と云われた日々は蜃気楼

(おうごんのちょうそうてんのほうひらひらとまたとぶから)

黄金の蝶　蒼天の方　平々とまた飛ぶから

(ぼくにもれんげそういくせんのこうたがいがゆくみらいはまんげきょう)

僕にも蓮華草　幾千の光　互いが往く未来は万華鏡

(せいてんもようそうてんもようきらきらとかがやくから)

星天模様　蒼天模様　煌々と輝くから

(おもいだすきみのかけらそれはもうそらのかなた)

懐い出す君の破片　それはもう蒼空の彼方