ウ”ィ”エ” 概要欄

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バーバパパさんの、「ウ”ィ”エ”」の概要欄タイピングです。
VEAH!!
順位 名前 スコア 称号 打鍵/秒 正誤率 時間(秒) 打鍵数 ミス 問題 日付
1 ぎがのめがね 2893 E+ 3.0 95.1% 594.4 1812 92 36 2024/11/15

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問題文

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(「vはしたくちびるをかみはじくようにしてはつおんします。)

「Vは下唇を噛み弾くようにして発音します。

(しょうめんとよこさまからわたしがはつおんするのをよくみておいてください。」)

正面と横方から私が発音するのをよく見ておいてください。」

(きたのじぇねらるはきょういくじっしゅうしょにちということで)

北野正念龍(キタノジェネラル)は教育実習初日ということで

(はりきっていたが、いきなりでばなをくじかれてしまった。)

張り切っていたが、いきなり出鼻を挫かれてしまった。

(さいぜんれつでどうどうとらくがきをしているせいとがいてちゅういをしようとしたが)

最前列で堂々と落書きをしている生徒がいて注意をしようとしたが

(それいじょうにめをひくせいとがいた。)

それ以上に目を引く生徒がいた。

(こうほうまどぎわにすわるせいとはひだりでほおづえをつき)

後方窓際に座る生徒は左で頬杖をつき

(おもむろにぐらんどでおこなわれているたいいくのさっかーにむちゅうになっている。)

徐にグランドで行われている体育のサッカーに夢中になっている。

(また、みぎてで500えんたまをこいんろーるさせ)

また、右手で500円玉をコインロールさせ

(あしをくんでひだりあしのみでくうきいすをしている。)

足を組んで左足のみで空気椅子をしている。

(「えーとこがしぐれさん、きみはそんなにわたしのじゅぎょうがたいくつかね?」)

「えーと古賀時雨さん、君はそんなに私の授業が退屈かね?」

(こがはこちらをいっさいみずにこたえた。)

古賀はこちらを一切見ずに答えた。

(「せんせいのじゅぎょうはたいくつですよ。)

「先生の授業は退屈ですよ。

(vのはつおんなんてなんでいろんなかくどからみるひつようがあるんですか。」)

Vの発音なんて何でいろんな角度から見る必要があるんですか。」

(きたのはちゅうがくせいあいてにいかりをおぼえてしまったことをひじょうになさけなくおもった。)

北野は中学生相手に怒りを覚えてしまったことを非常に情けなく思った。

(こせいをおもんじるきょういく、ひとりひとりがじぶんらしさをはっきできるような)

個性を重んじる教育、一人一人が自分らしさを発揮できるような

(きょういくしゃになりたいというじしんのきょういくしゃとしてのやぼうは、)

教育者になりたいという自信の教育者としての野望は、

(じつはうすっぺらいりそうのようなきがしてしまった。)

実は薄っぺらい理想のような気がしてしまった。

(しかし、まだきょういくしゃのたまごであるのでたいどにださないようにすれば、)

しかし、まだ教育者の卵であるので態度に出さないようにすれば、

(のちにこのようなせいとにもほんきでそれがこせいであるとおもえるようになれば、)

後にこのような生徒にも本気でそれが個性であると思えるようになれば、

など

(わたしはまだきょういくしゃとしてありつづけられるだろう、)

私はまだ教育者としてあり続けられるだろう、

(そのようにかんがえなるべくやさしくさとすようにいった。)

そのように考えなるべく優しく諭すように言った。

(「そんなにきになるのならまどからでもとびおりてさんかしてきなさい。」)

「そんなに気になるのなら窓からでも飛び降りて参加してきなさい。」

(すこしいやみをふくんだいいかたになってしまったことをうしろめたくおもうひまもなく、)

少し嫌味を含んだ言い方になってしまったことを後ろめたく思う暇もなく、

(こがはうごいた。)

古賀は動いた。

(「ありがとうございまーす。」)

「ありがとうございまーす。」

(そのしゅんかん、ほんとうに3かいのまどからとびおりてしまった。)

その瞬間、本当に3階の窓から飛び降りてしまった。

(なにがおきたのかりかいできず、あわててまどのそとをみた。)

何が起きたのか理解できず、慌てて窓の外を見た。

(ときがとまったかのようなしずけさにいわかんをかんじたが、)

時が止まったかのような静けさに違和感を感じたが、

(なかゆびをつきたてげんきにはしりさっていくようすにすべてがどうでもよくなった。)

中指を突き立て元気に走り去っていく様子に全てがどうでもよくなった。

(「それではしょうめんからわたしがvをはつおんするのをよくみておいてください。」)

「それでは正面から私がVを発音するのをよく見ておいてください。」

(じしんのうちなるしゅらがよびおこされているのをかんじながら、)

自身の内なる修羅が呼び起こされているのを感じながら、

(どこぞのおわらいげいにんのように、)

どこぞのお笑い芸人のように、

(どうもうならいおんのように、)

どう猛なライオンのように、

(そしてじごくのばんにんのようなぎょうそうでいきおいよくのどをならした。)

そして地獄の番人のような形相で勢いよくのどを鳴らした。

(「veah!!」)

「VEAH!!」

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