Q&I

(たぶんきづいてるこのむねのたかなりは)

多分気付いてる　この胸の高鳴りは

(ともだちじゃないねこんなの、きもちわるいよな)

友達じゃないね　こんなの、気持ち悪いよな

(たとえばそれはきょうしつのまどながめるふりして)

例えばそれは教室の窓眺めるフリして

(なにそとみてただけくちぱくでかいわ)

「何？」「外見てただけ」口パクで会話

(でもそらのいろなんておぼえてなくてさ)

でも空の色なんて覚えてなくてさ

(ただしいかどうかよりただしんじたいだけ)

“正しい”かどうかより　ただ信じたいだけ

(かなしいみらいよりたしかめあう)

悲しい未来より　確かめ合う

(ねえこれであってる)

「ねえ　これで合ってる？」

(いやまちがってるって そこはさんるーとに)

「いや　間違ってるって」 そこは３√２

(さいごだけつめがあまいおまえらしいみすだな)

最後だけ詰めが甘い　お前らしいミスだな

(そんなふうにばかばなしわらいあうとたん ふとくもるおまえのかお)

そんな風にバカ話　笑い合う途端 ふと曇るお前の顔

(どうした)

「...どうした？」

(おねがいどうかきづかないで こんなのまちがいだから)

お願い　どうか気付かないで (こんなの間違いだから)

(そうやってわらわないでおかしくなるよ おれたちさ、しんゆうなんだから)

そうやって笑わないで　おかしくなるよ (おれたちさ、親友なんだから)

(またわたしのうわがきを きょうもうまくしんゆうできてた)

また“私”の上書きを 今日もうまく親友できてた？

(どうかこのままが ずっとずっとつづけ)

どうかこのままが (ずっとずっと続け)

(ねえなにもとくべつじゃないよ、ほんとうに、ほんとうだよ)

ねえなにも特別じゃないよ、本当に、本当だよ

(おれはきみがすきだ わたしきみがすきだよ)

(おれは君が好きだ) 私君が好きだよ

(ああどうかいまこっちみないで)

ああ　どうか今　こっち見ないで

(ねえ、たとえばさぁ。おんなじにんげんだとおもっていたのに、)

「ねえ、例えばさぁ。同じ人間だと思っていたのに、

(かたちだけはおなじひとなのに。ああ、そうだなぁ、そう。)

形だけは同じヒトなのに。ああ、そうだなぁ、そう。

(たとえば、おれがうちゅうじんだとかだったら、)

例えば、おれが宇宙人だとかだったら、

(あー、ごめん、なんでもない)

あー、ごめん、なんでもない」

(いえるはずないずっとふあんで)

言えるはずない　ずっと不安で

(おさえたぶんだけふくらんでくわたしをおいつめるはいりほう)

抑えたぶんだけ膨らんでく　私を追い詰める背理法

(いつのまにもうここがたーにんぐぽいんと)

いつの間に　もう　ここがターニングポイント

(おいだいじょうぶかほけんしついくか)

おい大丈夫か？保健室行くか？

(ずっとためこんでるそれはなんなんだ いってくれよしんゆうだろ)

ずっと溜め込んでる　それは何なんだ？ 言ってくれよ親友だろ

(しんゆうだからだよ だれよりそばにいたいんだ)

「親友だからだよ」 誰より側にいたいんだ

(しんぞうよいうこときけよ なりやまないこどうがつげる)

心臓よ　言うこと聞けよ (鳴り止まない鼓動が告げる)

(しんゆうよりさきなんか、ないよいまがしあわせ)

親友より先なんか、無いよ　今が幸せ

(なあずっといっしょがいいよ ねえもっといっしょがいいよ)

(なあ　ずっと一緒が良いよ) ねえもっと一緒が良いよ

(こんなきもちはやくころさなきゃ)

こんな気持ち早く殺さなきゃ

(ただしくありたいよ やさしさがくるしいのも)

正しくありたいよ (優しさが苦しいのも)

(たのしいがいたいのもばつみたいだよ)

楽しいが痛いのも　罰みたいだよ

(おれはきみがすきだ わたしきみがすきだよ)

(おれは君が好きだ) 私君が好きだよ

(ふつうがぜんぶにくらしいや)

“普通”が全部憎らしいや

(ａｈ ｌｅｔｍｅａｓｋｙｏｕ)

Ah Let me ask you

(ａｍｉｑｕｅｅｒ ａｍｉｑｅｓｔｉｏｎｉｎｇ)

Am I "Q"ueer? Am I "Q"estioning?

(どんなてすとにもないせっとりすと)

どんなテストにもないセットリスト

(いっそてっとりばやくべつのじんせいか そのまえにおれのめをみてはなしてくれ)

ーいっそ手っ取り早く“別の人生”か？ その前に俺の目を見て話してくれ

(おれではない わたしのままでｓｉｎｇｉｔ)

“おれ”ではない “私”のままでー　Sing it

(なんでけせないんだもどかしさにもうどうかしちまいそう)

なんで消せないんだ　もどかしさにもうどうかしちまいそう

(こんなみにくいのにこころをとざしたおとがした)

こんな醜いのに　心を閉ざした音がした

(だきしめてしまうよもしまちがっていたってまじわっていたい ただしくないこいを)

抱きしめてしまうよ　もし間違っていたって交わっていたい？ 正しくない恋を

(おねがいわたしをみて まちがいだってのはわかってるよ)

お願い　私を見て (間違いだってのは　わかってるよ)

(そうやってわらっていておかしくさせて これがせいかいなんだ)

そうやって笑っていて　おかしくさせて (これが正解なんだ)

(しょうきのふりをしてばけのかわがはがれたそのとき)

正気のふりをして　化けの皮が剥がれたその時

(だいすきとさよならを さいこうのえがおでつたえよう)

『大好き』と『さよなら』を 最高の笑顔で伝えよう

(ただしくないこのこいを)

正しくないこの恋を