波蘭懐古
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歌詞(問題文)
(ひとひふたひははれたれど)
一日二日は晴れたれど
(みっかよっかいつかはあめにかぜ)
三日四日五日は雨に風
(みちのあしきにのるこまも)
道の悪しきに乗る駒も
(ふみわずらいぬのじやまじ)
踏み煩いぬ野路山路
(ゆきこそふらねさえかえる)
雪こそ降らね冴えかえる
(あらしやいかにさむからん)
嵐やいかに寒からん
(こおりはりたりこのあした)
氷張りたりこの朝
(おくしもしろしこのゆうべ)
おく霜白しこの夕べ
(どいつのくにをゆきすぎて)
ドイツの国を行き過ぎて
(ろしあのさかいにいりにしが)
ロシアの境に入りにしが
(さむさいよいよまさりきて)
寒さ弥々勝りきて
(ふらぬひもなしゆきあられ)
降らぬ日も無し雪霰
(さびしきさとにいりたれば)
寂しき里に入りたれば
(ここはいずことたずねしに)
ここは何処と訊ねしに
(きくもあわれやそのむかし)
聞くも哀れやその昔
(ほろぼされたるぽーらんど)
亡ぼされたるポーランド
(かしこにみゆるしろのあと)
かしこに見ゆる城の跡
(ここにのこれるいしのかき)
ここに残れる石の垣
(てらすゆうひにいろさえて)
照らす夕日に色冴えて
(とぶもさびしきしゃこのかげ)
飛ぶも寂しき鷓鴣の影
(えいこせいすいよのならい)
栄枯盛衰世の習い
(そのことわりはしれれども)
その理は知れれども
(かくまであらるるものとかは)
かくまで荒るる物とかは
(だれかはしらぬゆめにだも)
誰かは知らぬ夢にだも
(そんぼうこうはいよのならい)
存亡興廃世の習い
(そのことわりをうたがわん)
その理を疑わん
(ひとはひとたびきてもみよ)
人は一度来ても見よ
(あわれはかなきこのところ)
哀れ儚きこの所
(さきてさかえしいにしえの)
咲きて栄し古の
(いろよにおいよいまいずこ)
色よ匂いよ今何処
(はなのみやこのそのはるも)
花の都のその春も
(まこといちじのゆめにして)
真一時の夢にして
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