ふたりごと

(ふたりのすきまでかわすことばは)

ふたりの隙間で交わす言葉は

(どれくらいのいみをもてるのだろう)

どれくらいの意味を持てるのだろう

(かきならべてはきえていくせかいはなにいろだろう)

書き並べては消えていく世界は何色だろう

(いまどんなことばを)

いまどんな言葉を

(うたをとどけにいこう)

うたを届けに行こう

(にたものどうしとはいえないけど)

似た者同士とは言えないけど

(あたえることであたえられていく)

与えることで与えられていく

(きょうはいつもよりそらがあおくてあかるいから)

今日はいつもより空が青くて明るいから

(もうすこしきみと)

もう少し君と

(きみとはなしをしよう)

君と話をしよう

(つきはなすふりしてだきしめてる)

突きはなすふりして抱きしめてる

(きにしないふりしてみまもってる)

気にしないふりして見守ってる

(とらえたこころがかがやいている)

とらえた心が輝いている

(ふたりごと)

ふたりごと

(なんとなくそばにいるようで)

なんとなくそばにいるようで

(なんとなくかんじあえるようで)

なんとなく感じあえるようで

(つたえてつたえて)

伝えて 伝えて

(かけたとこうめあっているんだね)

欠けたとこ埋めあっているんだね

(ふれあえばあったかいばしょへと)

触れ合えば あったかい場所へと

(これからもいっしょに)

これからも一緒に

(わたしのかたわれはたぶんきみなんだ)

私の片割れは多分君なんだ

(あらゆるごいをためしてみたけど)

あらゆる語彙を試してみたけど

(ふさわしいなにかはみつからない)

ふさわしい何かは見つからない

(ぐうぜんをうんめいとよんだりしてちゃかしたけど)

偶然を運命と呼んだりして茶化したけど

(このことばのつづき)

この言葉の続き

(それをみらいとよぼう)

それを未来と呼ぼう

(ためすふりをしてたしかめたもの)

試すふりをして確かめたもの

(すてるそぶりでにぎりしめたもの)

捨てるそぶりで握りしめたもの

(ひとりとひとりもつなぎあわせば)

ひとりとひとりもつなぎ合わせば

(ふたりごと)

ふたりごと

(さりげなくみつめあうように)

さりげなく見つめ合うように

(さりげなくわかりあうように)

さりげなく分かり合うように

(こたえてこたえて)

答えて 答えて

(ためらいをおぎなっているんだね)

ためらいを補っているんだね

(たちどまりふみだしたほはばで)

立ち止まり 踏み出した歩幅で

(かげひとつかさなる)

陰ひとつ重なる

(きみのめにうつるわたしがすきなんだ)

君の目に映るわたしが好きなんだ

(なんとなくそばにいるようで)

なんとなくそばにいるようで

(なんとなくかんじあえるようで)

なんとなく感じあえるようで

(つたえてつたえて)

伝えて 伝えて

(かけたとこうめあっているんだね)

欠けたとこ埋めあっているんだね

(ふれあえばあったかいばしょへと)

触れ合えば あったかい場所へと

(これからもいっしょに)

これからも一緒に

(わたしのかたわれはたぶんきみなんだ)

私の片割れは多分君なんだ

(きみのかたわれにわたしがなるよ)

君の片割れに私がなるよ

(ふたりのすきまでかわすことばは)

ふたりの隙間で交わす言葉は

(どれくらいのいみをもてるのだろう)

どれくらいの意味を持てるのだろう

(かきならべてはきえていくせかいはなにいろだろう)

書き並べては消えていく世界は何色だろう

(いまどんなことばを)

いまどんな言葉を

(うたをきみにつたえよう)

うたを君に伝えよう