夏目漱石「こころ」3-28

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投稿者投稿者たけしいいね0お気に入り登録
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夏目漱石「こころ」3-28
下)先生と遺書
夏目漱石の「こころ」(下)でございます。
なるべく原文ママで問題を設定しておりますので、誤字なのか原文なのかややこしいとは思われますが最後までお付き合い下さい。

オリジナルの書き方・読み方については以下に載せますので、参考の程よろしくお願い致します。
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
3:家で(うちで)
7:欺まされる(だまされる)
30:親戚(みより)
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
今回も少し長めです。
順位 名前 スコア 称号 打鍵/秒 正誤率 時間(秒) 打鍵数 ミス 問題 日付
1 berry 8682 8.7 99.0% 188.3 1651 16 34 2024/06/13
2 HAKU 8383 8.5 97.7% 194.9 1673 39 34 2024/06/13
3 □「いいね」する 8344 8.7 95.6% 191.5 1675 77 34 2024/06/12
4 subaru 8324 8.5 97.5% 194.6 1661 41 34 2024/06/13
5 ヤス 7315 7.8 93.3% 212.7 1675 119 34 2024/06/13

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問題文

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(じゅうご)

十五

(「わたくしはおくさんのたいどをいろいろそうごうしてみて、)

「私は奥さんの態度を色々綜合して見て、

(わたくしがここのうちでじゅうぶんしんようされていることをたしかめました。)

私が此所の家で十分信用されている事を確めました。

(しかもそのしんようはしょたいめんのときからあったのだというしょうこさえはっけんしました。)

しかもその信用は初対面の時からあったのだという証拠さえ発見しました。

(ひとをうたぐりはじめたわたくしのむねには、このはっけんがすこしきいなくらいにひびいたのです。)

他を疑ぐり始めた私の胸には、この発見が少し奇異な位に響いたのです。

(わたくしはおとこにくらべるとおんなのほうがそれだけちょっかくにとんでいるのだろうとおもいました。)

私は男に比べると女の方がそれだけ直覚に富んでいるのだろうと思いました。

(どうじに、おんながおとこのために、だまされるのも)

同時に、女が男のために、欺まされるのも

(ここにあるのではなかろうかとおもいました。)

此所にあるのではなかろうかと思いました。

(おくさんをそうかんさつするわたくしが、)

奥さんをそう観察する私が、

(おじょうさんにたいしておなじようなちょっかくをつよくはたらかせていたのだから、)

御嬢さんに対して同じような直覚を強く働らかせていたのだから、

(いまかんがえるとおかしいのです。)

今考えると可笑しいのです。

(わたくしはひとをしんじないとこころにちかいながら、)

私は他を信じないと心に誓いながら、

(ぜったいにおじょうさんをしんじていたのですから。)

絶対に御嬢さんを信じていたのですから。

(それでいて、わたくしをしんじているおくさんをきいにおもったのですから。)

それでいて、私を信じている奥さんを奇異に思ったのですから。

(わたくしはきょうりのことについてあまりおおくをかたらなかったのです。)

私は郷里の事に就いて余り多くを語らなかったのです。

(ことにこんどのじけんについてはなんにもいわなかったのです。)

ことに今度の事件に就いては何にも云わなかったのです。

(わたくしはそれをねんとうにうかべてさえすでにいっしゅのふゆかいをかんじました。)

私はそれを念頭に浮べてさえ既に一種の不愉快を感じました。

(わたくしはなるべくおくさんのほうのはなしだけをきこうとつとめました。)

私はなるべく奥さんの方の話だけを聞こうと力めました。

(ところがそれではむこうがしょうちしません。)

ところがそれでは向うが承知しません。

(なにかにつけて、わたくしのくにもとのじじょうをしりたがるのです。)

何かに付けて、私の国元の事情を知りたがるのです。

など

(わたくしはとうとうなにもかもはなしてしまいました。)

私はとうとう何もかも話してしまいました。

(わたくしはにどとくにへはかえらない。)

私は二度と国へは帰らない。

(かえってもなんにもない、あるのはただちちとははのはかばかりだとつげたとき、)

帰っても何にもない、あるのはただ父と母の墓ばかりだと告げた時、

(おくさんはたいへんかんどうしたらしいようすをみせました。)

奥さんは大変感動したらしい様子を見せました。

(おじょうさんはなきました。)

御嬢さんは泣きました。

(わたくしははなしていいことをしたとおもいました。)

私は話して好い事をしたと思いました。

(わたくしはうれしかったのです。)

私は嬉しかったのです。

(わたくしのすべてをきいたおくさんは、)

私の凡てを聞いた奥さんは、

(はたしてじぶんのちょっかくがてきちゅうしたといわないばかりのかおをしだしました。)

果して自分の直覚が的中したと云わないばかりの顔をし出しました。

(それからはわたくしをじぶんのみよりにあたるわかいものかなにかをとりあつかうように)

それからは私を自分の親戚に当る若いものか何かを取扱うように

(たいぐうするのです。)

待遇するのです。

(わたくしははらもたちませんでした。)

私は腹も立ちませんでした。

(むしろゆかいにかんじたくらいです。)

寧ろ愉快に感じた位です。

(ところがそのうちにわたくしのさいぎしんがまたおこってきました。)

ところがそのうちに私の猜疑心が又起って来ました。

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