さよならワンダーノイズ

(がいとうぞいずっとじゃあねって)

街灯沿い、ずっとじゃあねって

(きみはないたただわらっていたいのに)

君は泣いた、ただ笑っていたいのに

(そっとそっとかたまってしまったんだ)

そっと、そっと固まってしまったんだ

(とうめいしょくあのあおにだって)

透明色、あの青にだって

(ふれたまんまぼくはいろをえらんでく)

触れたまんま　僕は色を選んでく

(ずっとずっとなくなってなって)

ずっと　ずっと　なくなって　なって

(そっととおくきえたなみだのなかに)

そっと遠く消えた、涙の中に

(いつかのあのけしきを)

五日のあの景色を

(みたくて)

見たくて

(ぼくらのこたえきのうもとおのいて)

ぼくらの　答え　昨日も遠のいて

(わんだーのいずうばってないてだって)

ワンダーノイズ、奪って泣いて、だって

(ちがうきらいだもう)

違う、嫌いだもう

(ぜんぶうそだってわかってよ)

全部嘘だってわかってよ

(あぁどうしようもないきごうのまえで)

あぁどうしようもない記号の前で

(ぼうぜんねぇまってたってなんで)

呆然ねぇ待ってたってなんで

(いたいいたくてもうあるけない)

痛い、痛くてもう歩けない

(ぼくを)

僕を

(がいとうぞいいましずんでゆく)

街灯沿い、今沈んでゆく

(まちのしょうけいただみおろしたぼくらは)

町の憧憬、ただ見下ろした僕らは

(そっとそっとかたむいてしまっていて)

そっと、そっと傾いてしまっていて

(かえろうかってなきやんでたきみがいう)

帰ろうかって泣き止んでた君が言う

(かけたうたがくちにこもってく)

欠けた詩が口に籠ってく

(そうさずっとかくしていたままだ)

そうさ、ずっと隠していたままだ

(あかくそめられたそらこころはしめきったっけ)

赤く染められた空、心は締め切ったっけ？

(なんだっていいやきみがきえちゃったって)

なんだっていいや、君が消えちゃったって

(わすれて)

「忘れて」

(きらいねぇなんでうたってんの)

嫌い、ねぇなんで歌ってんの？

(はいふぁいがーるさってないてたって)

ハイファイガール、去って泣いてたって

(いたいいたいよねぇ)

痛い、痛いよねぇ

(こんなうたなんてみないでしょ)

こんな唄なんて見ないでしょ

(そうさくらいこたえをしってばいばい)

そうさ、暗い答えを知ってバイバイ

(なんだってきたいしちゃってだって)

なんだって期待しちゃってだって

(うたうこたえにもうふれない)

歌う、答えにもう触れない

(きみは)

君は

(こがれたおもいあかくそまっていく)

焦がれた思い、赤く染まっていく

(ゆうぐれのいずうたってないてたって)

夕暮れノイズ、歌って泣いてたって

(きらいきらいだもうぜんぶうそだってわかってよ)

嫌い、嫌いだもう、全部嘘だってわかってよ

(なんですがるこどうをしってたって)

なんで縋る、鼓動を知ってたって

(ずっときけなかったこえでばいばい)

ずっと聞けなかった声でバイバイ

(わらうあのひのきみがずっとずっと)

笑う、あの日の君がずっとずっと

(ぼくは)

僕は

(ちがうこたえはない)

違う、答えはない

(ずっとすきだってわかってよ)

ずっと好きだってわかってよ

(そうさとおいあかくそまったゆうに)

そうさ、遠い赤く染まった夕に

(なんだってうたってたんだばいばい)

なんだって歌ってたんだバイバイ

(ねぇわかってたってぼくは)

ねぇわかってたって僕は

(きみを)

君を

(ずっと)

ずっと

(じゃあね)

じゃあね