怖い話《塾の帰り道》
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問題文
(わたしはちゅうがくの3ねんかんじゅくにとおっていました。)
私は中学の3年間塾に通っていました。
(ちゅう3のあるひ、にがてなすうがくをおしえてもらっていたため、)
中3のある日、苦手な数学を教えてもらっていた為、
(じゅくをでたのは20じをすぎたころでした。)
塾を出たのは20時を過ぎた頃でした。
(ぼうはんじょうよくないのかもしれませんが、わたしはりょうしんがともばたらきでじゅくもいえから)
防犯上良くないのかもしれませんが、私は両親が共働きで塾も家から
(100mほどしかないいっぽんみちなのでまいにちあるいてきたくしていました。)
100m程しかない一本道なので毎日歩いて帰宅していました。
(ですがいちかげつほどまえからどうろのこうじのためまわりみちしてかえっていました。)
ですが一ヶ月程前から道路の工事の為回り道して帰っていました。
(そのみちのとちゅうに、せきぞうがたいりょうにおかれているひろばがあったんです。)
その道の途中に、石像が大量に置かれている広場があったんです。
(そのせきぞうはすべてぶつぞうで、たぶんいろんなしゅうはのものがあったとおもいます。)
その石像は全て仏像で、多分色んな宗派のものがあったと思います。
(ちいさいものおおきいものこわれているものからまあたらしくみえるものまでほんとうにかずがおおく)
小さい物大きい物壊れている物から真新しく見える物まで本当に数が多く
(ぶきみだったので、そのひもはやあるきでとおりすぎようとしていました。)
不気味だったので、その日も早歩きで通り過ぎようとしていました。
(するとかぜやむしのおとにまじってほそいこえがきこえてきたんです。)
すると風や虫の音に混じって細い声が聞こえてきたんです。
(「て・・・」)
「て・・・・」
(まわりにはもちろんだれもいるはずなく。)
周りにはもちろん誰もいるはずなく。
(ほんとうにちいさいこえだったので、つかれていただけだろうときにしないことにしました。)
本当に小さい声だったので、疲れていただけだろうと気にしない事にしました。
(ですがつぎのひ、たいいくでひだりてをつきさしてしまいました。)
ですが次の日、体育で左手を突き指してしまいました。
(それからそのみちをとおるたび。からだのぶいがきこえるようになったんです。)
それからその道を通る度。体の部位が聞こえるようになったんです。
(はなときこえるとぼーるがあたってはなぢをだしたり、)
鼻と聞こえるとボールが当たって鼻血を出したり、
(こしときこえるところんでこしをきょうだしたり、)
濃しと聞こえると転んで腰を強打したり、
(きこえたぶいにけがをするようになりました。)
聞こえた部位に怪我をするようになりました。
(それもだんだんとけががおもくなっていくんです。)
それも段々と怪我が重くなっていくんです。
(つめがえぐれたりかおにおおきなきずをおったりあたまからりゅうけつしたりとふこうはつづきました。)
爪がえぐれたり顔に大きな傷を折ったり頭から流血したりと不幸は続きました。
(ですがいちかげつほどでこうじもおわり、そのみちをとおらなくなると)
ですが一ヶ月程で工事も終わり、その道を通らなくなると
(けがをすることはなくなりました。)
怪我をする事はなくなりました。
(きっとけがもべんきょうでつかれていたせいでちゅういりょくがおちていたんだろうと)
きっと怪我も勉強で疲れていたせいで注意力が落ちていたんだろうと
(いつのまにかそのことをわすれていました。)
いつの間にかその事を忘れていました。
(でもあのぶつぞうたちはやっぱりなにかおそろしいものがついているんだとじっかんしました。)
でもあの仏像達はやっぱり何か恐ろしいものがついているんだと実感しました。
(だってにねんぶりにそのみちをとおったわたしは、)
だって二年振りにその道を通った私は、
(つぎのひしゃにはねられてじゅうしょうをおったんですから。)
次の日車に撥ねられて重傷を負ったんですから。
(こえもからだのぶいでもなく、ちいさなわらいごえ。)
声も体の部位でもなく、小さな笑い声。
(つぎそのみちをとおったらしんでしまうようなきがします。)
次その道を通ったら死んでしまうような気がします。