洒落怖《笑い声》
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問題文
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(せんじつ、わたしはじっかにきせいしていた。)
先日、私は実家に帰省していた。
(おおそうじのはなしになり、ははがそうじをしていたら)
大掃除の話になり、母が掃除をしていたら
(わたしのちいさいころのびでおをみつけたからといっていろいろみせてくれた。)
私の小さい頃のビデオを見つけたからと言って色々見せてくれた。
(そのなかにわたしがひとりでひたすらくだらないぎゃぐを)
その中に私が一人でひたすらくだらないギャグを
(かめらにむかっていっているびでおがあった。)
カメラに向かって行っているビデオがあった。
(こどものころのわたしのしょうらいのゆめはげいにんだった。)
子供の頃の私の将来の夢は芸人だった。
(びでおは、じさくのねたをひとりでひろうしているわたしをおさめたものだった。)
ビデオは、自作のネタを一人で披露している私を収めたものだった。
(「まじでつまらないぎゃぐなのにめっちゃうけてんじゃん!」)
「まじでつまらないギャグなのにめっちゃウケてんじゃん!」
(とわたしがいうと、はははすこしかたまってわたしにつげた。)
と私が言うと、母は少し固まって私に告げた。
(「このどうが、たしかあんたがだれにもみられたくないからっていって)
「この動画、確かあんたが誰にも見られたくないからって言って
(かってにひとりでとったやつよ」)
勝手に一人で撮ったやつよ」
(おかしい。)
おかしい。
(びでおにはたしか、わたしがねたをいうとひとり、)
ビデオには確か、私がネタを言うと一人、
(たからかにわらってくれるおとこのこえがはいっていた。)
高らかに笑ってくれる男の声が入っていた。