音楽のすゝめ

(みじかいみじかいみじかいゆめを)

短い　短い　短い　夢を

(あさがくればまぼろしとかすゆめを)

朝が来れば幻と化す夢を

(あとさきもなくかきあつめてしまう)

後先もなくかき集めてしまう

(ばかなぼくらでいようぜ)

馬鹿な僕らでいようぜ

(ひとつちしきやへんけんをまずおいてくること)

一つ、知識や偏見をまず置いてくること

(ふたつすきかきらいかはあとでかんがえること)

二つ、好きか嫌いかはあとで考えること

(みっつゆれてうごいたこころにしたがうこと)

三つ、揺れて動いた心に従うこと

(いいからだまってとびこんでくればいいのさ)

いいから黙って飛び込んでくればいいのさ

(みじかいみじかいみじかいゆめを)

短い　短い　短い　夢を

(あさがくればまぼろしとかすゆめを)

朝が来れば幻と化す夢を

(あとさきもなくかきあつめてしまう)

後先もなくかき集めてしまう

(ばかなぼくらでいようぜ)

馬鹿な僕らでいようぜ

(よっつあいのふかさをくらべあわないこと)

四つ、愛の深さを比べ合わないこと

(いつつかみさまみたいにしんじすぎないこと)

五つ、神様みたいに信じすぎないこと

(むっつあんまりだいじにしまいこまないこと)

六つ、あんまり大事にしまい込まないこと

(そらにほうりなげてみたっていいんだぜ)

空に放り投げてみたっていいんだぜ

(みじかいみじかいみじかいゆめを)

短い　短い　短い　夢を

(あさがくればまぼろしとかすゆめを)

朝が来れば幻と化す夢を

(あとさきもなくかきあつめてしまう)

後先もなくかき集めてしまう

(ばかなぼくらでいようぜ)

馬鹿な僕らでいようぜ

(ななつどんなうたもおわりがあるとしること)

七つ、どんな歌も終わりがあると知ること

(やっつないてもいいからちゃんとつぎにいくこと)

八つ、泣いてもいいからちゃんと次に行くこと

(ここのつすなわちおんがくこれひとのこころ)

九つ、即ち音楽これ人の心

(たやしちゃいけないひとのいのちそのものなんだよ)

絶やしちゃいけない人の命　そのものなんだよ

(なあそうだろみじかいみじかいみじかいゆめを)

なあそうだろ　短い　短い　短い　夢を

(あさがくればまぼろしとかすゆめを)

朝が来れば幻と化す夢を

(あとさきもなくかきあつめてしまう)

後先もなくかき集めてしまう

(ばかなぼくらでいようぜ)

馬鹿な僕らでいようぜ

(うしなわれたじかんはにどとこない)

失われた時間は2度とこない

(またあえるやくそくもできやしない)

また会える約束もできやしない

(すぐにあさがきてげんじつがきて)

すぐに朝が来て　現実が来て

(ゆめのさめるおんどをしっちゃって)

夢の冷める温度を知っちゃって

(だくりゅうのようなうずのなか)

濁流のような渦の中

(おしながされそうなきおくを)

押し流されそうな記憶を

(うでいっぽんでゆびいっぽんでたもちつづけるおまえにさちあれ)

腕1本で　指1本で　保ち続けるお前に幸あれ

(みじかいみじかいみじかいゆめを)

短い　短い　短い　夢を

(あさがくればまぼろしとかすゆめを)

朝が来れば幻と化す夢を

(あとさきもなくかきあつめてしまう)

後先もなくかき集めてしまう

(ばかなぼくらでいようぜ)

馬鹿な僕らでいようぜ

(またばかなぼくらであおうぜ)

また馬鹿な僕らで会おうぜ