「モードノオト2014」跋 1/4

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「モードノオト2014」跋　2014.12.29 Mon. - 09:30 JST
記事本編です！https://www.fashionsnap.com/article/2014-12-29/modenote-2014mugita/

問題文

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(「ほんとうにつういんしながらかいていたんですね」。かじつしゅざいさきで、ごじだつじを)

「ほんとうに痛飲しながら書いていたんですね」。過日取材先で、誤字脱字を

(してきされてかえすことばもなかった。がいばいたいにてたんきれんさいをうけたまわった。「もーどのおと)

指摘されて返す言葉もなかった。該媒体にて短期連載を承った。「モードノオト

(」というだいめいで、ねんにかいのとうきょうこれくしょんきかんちゅう、ごうけいじゅうろくかいをかぞえた。むい)

」と云う題名で、年二回の東京コレクション期間中、合計十六回を数えた。無為

(なしゅかくとざんさつされることもしょうちで、とうきょうこれくしょんしゅざいをしゅだいとしたにちじょうけいしき)

な酒客と斬殺されることも承知で、東京コレクション取材を主題とした日乗形式

(をていさいとした。（ぶんせき：むぎたしゅんいち）)

を体裁とした。（文責：麥田俊一）

(おこがましいようだが、えにっきではないひひょうをちゃくがんとしてはじめたのだが、はなから)

おこがましいようだが、絵日記ではない批評を着眼として始めたのだが、端から

(こんたんがあおくさいものだから、そこはろかそうちをよういせねばと、とうきょうこれくしょんの)

魂胆が青臭いものだから、そこは濾過装置を用意せねばと、東京コレクションの

(ぶんみゃくをほんやくする＜やさぐれしゅき＞というこうずをかんしょうざいのかわりとした。ときにま)

文脈を翻訳する＜やさぐれ酒記＞と云う構図を緩衝材の代わりとした。ときに間

(ちがったけんばんをたたいてしまったかもしれないが、ふきょうわおん（ごやくではないが、えて)

違った鍵盤を叩いてしまったかもしれないが、不協和音（誤訳ではないが、得手

(かってないやく）がそうこうするというたまさかのきかをえることもすくなくなかった。)

勝手な意訳）が奏功すると云うたまさかの奇貨を得ることも少なくなかった。