喧騒 feat. Aile The Shota

(なぁあじけねぇ)

なぁ、味気ねぇ、

(しゃしょうまみれのしんこうをよりしろにさ)

捨象まみれの信仰を依り代にさ、

(きょくがねぇうそぶきばかり)

曲がねぇ嘯きばかり、

(とびかうこのまちのさが)

飛び交うこの街の性、

(あーどうしよう)

あーどうしよう、

(しょうたいみたりつってどうやら)

正体見たり、つってどうやら、

(あけちまったもんはしかたがねぇから)

開けちまったもんは仕方がねぇから、

(あのころにはもうもどれねぇから)

あの頃にはもう戻れねぇから、

(じつぞんとまぼろしのはざまで)

実存と幻の狭間で、

(いまだうつしよのかせにとらわれ)

未だ現し世の枷に囚われ、

(ときはなたれぬいのりとたましい)

解き放たれぬ祈りと魂、

(たやすくはことばにおとせぬはなし)

容易くは言葉に落とせぬ話。

(とんでまっていこうぜ)

跳んで舞っていこうぜ、

(ごぞうろっぷずいまで)

五臓六腑、髄まで、

(ぜんぶよわせちまったもんで)

全部、酔わせちまったもんで。

(そのさきへはっていこうぜ)

その先へ這っていこうぜ、

(せいかいないといにだって)

正解ない問いにだって、

(めをそらさずにいたいそれだけ)

目を逸らさずにいたい、それだけ。

(ああつまんねぇ)

嗚呼、つまんねぇ、

(だぼらばかりのたいけいをよりしろにさ)

駄法螺ばかりの体系を依り代にさ、

(やるせねぇいのりばかり)

遣る瀬ねぇ祈りばかり、

(とびかうこのまちのせい)

飛び交うこの街の性、

(いやなにもみたくねえ)

「嫌、何も見たくねえ」、

(つってうだうだいってそれなんねんめ)

つってうだうだ言ってそれ何年目？

(ひとりよがりなもうそうにとらわれ)

独り善がりな妄想に囚われ、

(そんなこころがまえじゃいっしょうつかめねえ)

そんな心構えじゃ一生掴めねえ。

(５８をとおるのはかざりじゃねえ)

58を通るのは飾りじゃねえ、

(みをけずったすえにあるものだね)

身を削った末に在る物種。

(まえをむくいたみをまたこえ)

前を向く痛みをまた超え、

(いっぽさきへあしをふみおろすだけ)

一歩先へ足を踏み下ろすだけ。

(またいちからすすむだけ)

また壱から進むだけ。

(とんでまっていこうぜ)

跳んで舞っていこうぜ、

(ごぞうろっぷずいまで)

五臓六腑、髄まで、

(ぜんぶよわせちまったもんで)

全部、酔わせちまったもんで。

(そのさきへはっていこうぜ)

その先へ這っていこうぜ、

(せいかいないといにだって)

正解ない問いにだって、

(めをそらさずにいたいそれだけ)

目を逸らさずにいたい、それだけ。

(せかいのことなんてちっともしらぬまま)

世界のことなんてちっとも知らぬまま、

(おとなになっちまったから)

大人になっちまったから、

(たださきへむかって)

ただ先へ向かって、

(そのつどじぶんをただしていくだけ)

その都度自分を訂(ただ)していくだけ。

(さあきばっていこうぜ)

さあ気張っていこうぜ、

(いっさいがっさいしんまで)

一切合切、芯まで、

(ぜんぶぶちぬいちまったもんで)

全部、ぶち抜いちまったもんで。

(みなながららあざっていこうぜ)

皆乍(みななが)ら戯(あざ)っていこうぜ、

(みちしるべないけんそうだって)

道標ない喧騒だって、

(てをはなさずにいたいから)

手を放さずにいたいから。

(とんでまっていこうぜ)

跳んで舞っていこうぜ

(ごぞうろっぷずいまで)

五臓六腑、髄まで、

(ぜんぶよわせちまったもんで)

全部、酔わせちまったもんで。

(そのさきへはっていこうぜ)

その先へ這っていこうぜ、

(せいかいないといにだって)

正解ない問いにだって、

(めをそらさずにいたいそれだけ)

目を逸らさずにいたい、それだけ。