Believe／岡村孝子

(さいごのことばをひとのなみにけされて)

最後の言葉を　人の波に消されて

(これですべてがおわったねなにもかも)

これですべてが終わったね　何もかも

(あふれるなみだをぬぐうこともできずに)

あふれる涙を　ぬぐうこともできずに

(とおくさりゆくおもかげにわかれをつげた)

遠く去りゆく面影に　別れを告げた

(あなたのすべてをだれよりもしっているとおもってた)

あなたのすべてを　誰よりも知っていると思ってた

(やさしくなれずにさいごまできずつけあった)

優しくなれずに　最後まで傷つけ合った

(さよならふたりがみつけたことばだけが)

さよなら　二人が見つけた言葉だけが

(とおくたびだついきかたのゆくえをみてる)

遠く旅立つ生き方の　行方を見てる

(こぼれるひざしがすこしつよくなっても)

こぼれる陽ざしが　少し強くなっても

(まるであしたがみえなくてなきたくなる)

まるで明日が見えなくて　泣きたくなる

(きなれたうわぎをいつかぬぎすてるよう)

着慣れた上着を　いつかぬぎすてるよう

(きっとだれもがすすむのねかなしいけれど)

きっと誰もが進むのね　悲しいけれど

(もういちどあのひにもどれたらあいをすなおにしんじたい)

もういちどあの日に戻れたら　愛を素直に信じたい

(あなたとふたりでどこまでもあるいてゆくと)

あなたと二人で　どこまでも歩いてゆくと

(いまではこんなにとおくいきてるけれど)

今ではこんなに　遠く生きてるけれど

(あのひのぬくもりをけせずにくずれそうよ)

あの日のぬくもりを消せずに　崩れそうよ

(もういちどあしたをしんじたいどんなことにであっても)

もう一度明日を信じたい　どんなことに出会っても

(いきづくじかんをいつだってかんじていたい)

息づく時間を　いつだって感じていたい

(さよならわたしがきめたこたえだから)

さよなら　私が決めた答えだから

(おもいでだきしめてこころのひとみをとじた)

思い出抱きしめて　心の瞳をとじた